このシャンデリアが明治座だよね!

大雨だったけど、昨日はずっと前からチケ取って楽しみにしてた神田伯山、神田松鯉の親子講談会。

いや、それに歌舞伎他の古典芸能の若き匠が集う豪華版な講演!!

つまり、伯山さんの大好きなすごい人集めました!みたいな会だった。
(正確にはNHKエンタープライズ主催の「古典芸能を未来へ」という催しなのね)

演出家振付師の尾上菊之丞さんの舞踊は那須与一!義経は歌舞伎の染五郎ちゃん!玉虫には舞踊の藤間紫さん!←女優業のときは爽子さんで、あのブギウギのタイ子ちゃん

平家物語だから鳴り物はもちろん琵琶!弾くのは薩摩琵琶の若手女性奏者、長須与佳さん!

この人、前の歌舞伎の刀剣乱舞での独奏、大薩摩で会場中を1人で魅力して凄かったんだよね!!私もソレ観たよもちろん!

それを伯山さんもご観劇だったみたい、そして出演交渉したんだね。会いたかったらしい😂

講談と舞踊が交互にやるから、セットチェンジの5分くらいのミニトークで毎回伯山さんとゲストが出てくるのもおご馳走ね。

(三津五郎さんの最後に近い頃の青の別れに言及してくれたのも嬉しい嬉しい!私も観たよもちろん!)



あとはその三津五郎の息子!歌舞伎の中でも舞踊の名手の大和屋坂東巳之助が、あの浦島太郎の舞踊を


ラストの玉手箱開けて一瞬でお爺さんになるところも凄い!



講談は親子ともに怪談。←珍しいみたい

伯山さんは四谷怪談のエピソードゼロ?の「お岩誕生」

松鯉師匠は、歌舞伎でご存知「乳房榎」

すっかりヒェーと夏モードになった梅雨入り前の晩となりました。

余談だけど、本来なら大きな国立劇場でやるはず?のようなこの催し、現実には閉館しただけで建替えもままならないことが本当に悲しいと言うか腹立たしいと言うか。。

このインバウンドの、日本文化をアピールせなならん時代に、本家本元の国立の劇場が閉まったまんまなんて、国はどう考えてんの!!としみじみ頭を抱えてしまったわ

(去年別所に置いた過去記事をそのまま上げていますご注意ください)



四季と宝塚、たまたま観たいのが重なって先週はもう大変(幸せ)だった!


まずは東京宝塚雪組!
藤井大介先生の疾走感溢れるショーは開始5分で終わる体感←違いますがそれくらいあっという間!

良いショーのお手本のような、怒涛の良い男波状提供溢れるサービス!!
眼が幾つあってもたりまへんがな!!

そうそう、こうゆうのが観たかったんだよ!!

お芝居のほうは高齢大御所なおばあちゃま先生の作品で…ま、宝塚にはたまーにある「ちょ、何言ってんのかわかんない」やつでしたwが、ま、私達は(ショー待機の息抜きタイムとして)充分に衣装と歌を楽しみます。爆

あーこの人が後のショーでオラオラこうなんのね!!ウフフ💕だよ

四季は初演の1993年に観てから30年ぶりに観る「クレイジーフォーユー」

初演は濱田めぐみさんだったー!

横浜KATTは遠いけど重慶茶樓で飲茶ランチ(お土産はチケット見せれば1割引)豚まんは冷蔵庫で預かって貰っていざ参戦

四季にしては珍しいハッピーラブコメディなんだけど、随所に役者の超技巧が散りばめられていて、ミラーリング(無音なのに二人がお互い見ないで鏡のように何分も動く芝居)とか、椅子を四段も重ねて駆け上がってタップとか、まぁ、東宝とか宝塚じゃ絶対無理だよな、と思う名作。

浅利慶太がNYに飛んでって上演権利を取ったというのもよくわかる!

観ながら、浅利慶太のドヤ顔がチラつくよ

四季と言えば「作品主義」のチーム制、つまり役者は誰でも全国同じクオリティーが基本だから、コロナになってもほとんど中止なく、検査で一人出たらさっと違うチームに全員入れ替え出来て上演を続けられているんだよね。

ここに来て、あんなに恨んだ作品主義にこんなに感謝することになるなんて!←浅利慶太のドヤ顔がまた浮かぶ爆

クレイジーはオシャレなカーテンコールも有名。

最後に主演二人で寄り添って観客に背中を向けて後ろ手に手を振りながら幸せそうに舞台奥に消えていくニクイ演出。二人の物語は舞台が終わっても続いて行くんだなぁとホッコリするのよね。

今回は通算2000回記念の特別カーテンコールもあって、そのあとまた出てきて王様と私みたいにクルクル二人でダンスを見せてくれて嬉しかった!

音楽はあの有名なガーシュインのアイ・ガット・リズムとかいくつも使ってて聞き覚えある曲ばかり。

あと日本だけで有名な意外なこの曲が愛の告白で使われてるのよね。

https://youtu.be/pG2oy7I1ejI

野村不動産のマンションCMだ

(某事件?前の過去記事ですが、そのまま挙げておりますご注意ください)


緞帳が新しくなっての四月大歌舞伎は陰陽師、将来の大河主役?な美男二人(隼人と染五郎ちゃん)を目の前でがっつり堪能。席が良すぎて首痛くなる贅沢よ!


いやーラスト宙乗りは面白すぎる唐突無形、自由極まりないアホな変態猿之助←大好きです←澤瀉屋ファン友人に聞くと、三代目が良く使っていたお衣装に似ていて涙、、だそうで。

だんまりやらぶっかえりやらどこを観ても歌舞伎演目すべてへの愛あるオマージュに溢れ、全員踊る、下手が居ないチーム猿之助、あっという間に終わったよ。
長唄常磐津さんまで板の前の方に出て主役にしてもらえるてーんだから、ホントに凄い。

若手をこれでもかと鍛えながら華持たす。泣けてくるよねそりゃ普段は辛口批評の渡辺タモっさんも大絶賛なのわかるわー。

個人的には壱太郎、主役だよね?いやそれくらい猿之助演出に食らいつき!児太郎ってこんなに絶世の美女&声良かったっけ。もう團十郎のとこで子守出演してる場合じゃないよ!←言い過ぎ

このあたりの若手が40代までは観て死ねるんだと思うと本当に嬉しいわ💕

とにかく歌舞伎って40分観てすぐ35分休憩を繰り返すのが素晴らしい!観て昼食べて、また観てオヤツ食べてまた観て帰るって腰痛の腰にも最高じゃ!!高齢者に最も有り難い時間配分!!トイレ近くなっても通えちゃう

お友達と3年ぶりに5階庭園茶屋で語る語る和紅茶と抹茶善哉、抹茶ミルフィーユなどを頂きます