言霊の。 | おまじないコブラはじめました。

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河内美雪さんの『借金王キャッシュ』好きが昂じてこのようなタイトルをつけましたが、中身は数学オタク中年乙女のボヤキです。悪しからず御了承くださいませm(_ _)m

科学的考証とかできてないため、ウンチクは話半分で読んでください。

今日は、久しぶりに、大好きな着物の話をします。

過去記事によれば、この帯を手に入れたのはどうも7年前らしいです。

天神市のときにきもの風雅舎さんで見かけて、こっそり値札を確かめて(マァジっすか⁉)と思ったのを今でも覚えています。

レアな柄ゆき(異国情緒溢れる動物もの)、多少裏面の黒繻子にスレはあるものの締める分には全く問題なし、概算360cmとアンティークとしてはそこそこ長さもあるのに、一万円ちょっとでした。プチプラとは言いがたいですが破格です。

「なんか安いけどどうしてですか」

と、ストレートに訊ねてみますと、別のお客さんにこの帯に散々難癖をつけられて(仕立てはユルユルなので、その辺をなにか言われたのでしょうね)、すっかり悲しくなってしまったなげやりプライスとのことでした。

その話を聞いて、例によって、何故か「この子を幸せにできるのはオレしかいねぇ!」的謎の勘違いを発動させて、家へ連れて帰りました。

ま、黒地の帯は合わせやすいので、きっと誰でもある程度は幸せにできたのでしょうが、ワタクシには、ちょっとしたあてがあったのです。

この、古代ギリシャ文字と思しき柄の着物に、きっとピッタリ合うに違いない、と思ったのです。

これは、帯入手から遡ること数年前、弘法市でむかしきもの芽衣さんの店先で風に揺られているのを見て「カッコいいなあ」と思って即買いしたものです。型紙彫って糊置きして引き染めしてます感が味があって良いなあ、と見るたび思います。

スクリーン捺染やインクジェットでいくらでも精密に文字が染められる現代では、もう、こういうの見られないもんなぁ。と。

合わせると、こんな感じです。

帯に古代エジプト文字らしきものがあしらわれているので、この組み合わせを世界最古の翻訳ツールになぞらえ『ロゼッタストーン』と呼んでおります。

過去記事に着用画像がありました。
※小物はちょっとだけちがいます。


先週、久しぶりにこのロゼッタストーンコーデで出掛けました(画像なし)。

春らしさは皆無ですが、以前着物をじっくり見たときに「夜の闇を畏れた人が、ずっと祈りの言葉を呟いて虚無を埋めようとしてるみたいだな」と思ったのと、全身に経を書きつけて物の怪から身を守ろうとした耳なし芳一の話をなんとなく思い浮かべ(←それなら首から上も何とかせんと危ないだろうが…)、今年の今の雰囲気には妙に合う気がしたのです。

そして、例によって豆がなくなってきたので、無謀にも京都へ向かいました。

いや、だって、同じ豆ばかりじゃ飽きてくるし、人(平日に仕事でときどき街中をうろついてる弟)の噂に「京都は今人がいない」と聞いたし、弘法市やってるし(結局それが目的か)…

なのですが、実際は自粛疲れの人がそこそこ街へ繰り出していてたのか

(あ、いつもよりすくないけど思いのほか過密…)

(マスクしてないおじいちゃんおばあちゃんけっこう歩いてる…)

なんて思っているうちに、ぐったりした年配のご婦人がストレッチャーに乗せられて救急隊員の方に運ばれてワタクシの真横を通りすぎて行ったあたりで、急激にワタクシの中で疑心暗鬼と緊張感が高まり、もはや掘り出し物を探すどころではなくなりました。

(それにしても、ご婦人大事なかったのだろうか、と、いまだに気にはなります)

ちゃちゃっと馴染みのお店に挨拶回りをして(何者?)東寺をあとにしてバスへ乗り込みました。

が、ここでもおじいちゃんおばあちゃんとまあまあの密度でしばらくご一緒することに。

(アア、自分が無症状の感染者なら、一体何人犠牲者出すんだか…)

花粉症ピープルですので、例によって黒マスクはしておりましたし、手袋も着用しておりましたが、やはり不安はぬぐえません。

2ヶ月前に市バスに乗ったときとは、まるで景色が違って見え、自分の心理状況が変わってしまったことを実感しました。

そんなわけで、いそぎ足で四条の東急ハンズで豆を買い

早々に帰宅したのですが、残念ながら、今回の豆は、あまりワタクシには合いませんでした。

無理はするもんじゃないね(次の豆はネット通販で買うのだ)。

そして、今まで散々呑気なことを書き散らして来ましたが

「街の人って大変だぁ(密度)…」というのも少し肌で感じ、そりゃあ多少おまじない的言説にすがりたくもなるかもな、などと考えを改めた次第です。

でも、おまじないグッズを握りしめることは、ときには『雷から隠れるために傘をさす』ぐらいに危ない行為たりうるので、やっぱりおすすめはできないなあ。

と、言霊の結界に守られようとした中年乙女が言う、実に矛盾に満ちたお話でした。とさ。