コロナというのは、太陽の周りに見える自由電子の散乱光―って、そのコロナじゃないでしょ!
もとい、コロナとはメキシコで作られてる麦酒で―って、それはショットバー的なお店で瓶の口にライムを刺して提供されるコロナエクストラでしょ!いい加減にしなさいよ、この飲んだくれ(風評被害心配)!
…失礼。
改め、コロナとは、漫画家あさりよしとおせんせいの作品『宇宙家族カールビンソン』でロボットのお父さんとお母さんに拾われて育った女の子の名前―って、覚えててくれる人いるのかなぁ。ワタクシはとても好きな作品だったのですが。
と、枚挙にいとまがないほど親しまれた言葉ですね。
その他にも、昭和の頃にはそんな名前の自動車もありましたし、今でも石油ストーブやファンヒーターを作っている会社の名前にもあります(風評被害心配)。
多分全て『王冠』を表すラテン語から派生したものと思われます。
コロナウイルスが“コロナ”を冠するのも同様のノリ(ノリって言うな!)で、丸い形状の表面にスパイクタンパクと呼ばれる突起物がたくさんあって、その見た目のイメージが「皆既日食のときに見えるコロナっぽい」というような事情のようです。
コロナウイルス自体は所謂風邪を引き起こすウイルスで昔から存在しますが、じゃあどこがどう“新型”なのか。
これについては、もうさんざんニュースなどでも言われているのですが、おさらいまで書いておきますと、どうも『元々他の動物が感染するヤツが変化して人間にも感染するようになった』ということらしいです。
ゲノム解析の結果から、SARSウイルスの近縁種であることがわかっておりますが、SARSウイルスから直接変異して誕生した、というわけではなく、もう少し点前の段階で分化していたものと見られています。
SARSウイルスの自然宿主がコウモリですので、近縁種の新型コロナウイルスも元の宿主はコウモリでは、と推測されています(まだ確定ではない)。
狂犬病類とか、エボラ出血熱とか、危険な感染症の近辺で宿主と囁かれがちなコウモリの名前がまた挙がってきて、コウモリが必要以上に迫害されないか、ちょっと心配している次第です。
カモノハシとか、コウモリとか、ケモノの方へ行けば「オマエ鳥だろ」と言われ、鳥の方へ行けば「ケモノじゃん」と言われそうな、よりどころのなさげな哺乳類に、勝手ににシンパシーを感じているのですよ。ワタクシ。
さておき、はじめて感染症が報告されてから二ヶ月半、そろっといろいろなことが分かってきております。
まず『新型肺炎』的な触れ込みで日本に上陸してきたのですが、ウイルスがターゲットにしているのは上気道の粘膜細胞(要するに喉鼻ですな)のようで、多数の人はその辺の炎症程度の軽い症状で済むらしいこと、そして、ターゲットにしている細胞の位置の関係でけっこう拡散しやすい(喋ったりするだけで飛沫とともに出ていきやすい)こと、換気のよくない場所や密度の高い場所での飛沫感染もあるが、主たる感染ルートはウイルスが付着したところをさわってしまう接触感染らしいこと、てなところでしょうか。
なんか、一般論で終わってしまいましたが、新型コロナウイルスのざっくりしたあらましは以上です。
もう日付も変わってしまったので、次回に続きます。