職場のお姉様方の間でつい最近「とりあえず申し込んだわ」と話題になっていたばかりなので若干気の毒に思いながらも、個人的には導入延期は妥当だったのではないかと思っております。
延期のきっかけは文科大臣の機会不均等容認ともとれる発言ですが、(現場で準備に奔走されていた方の苦労には思いを馳せつつも)評価の質が明確に担保されているようには思えなかったので。
この改革に、日本の英語教育が実際に言語として使いこなせる人を育成できてないという課題への対応の面があるとどこかで読んだ記憶があるのですが
「じゃあ民間使って一律入試に盛り込もう、そうすりゃ嫌でも喋ったり文章書いたり訓練するっしょ」
みたいな発想は如何なものかと。
もしもワタクシが読んだ情報がガセでないなら、手を入れるのは進学へのゲート部分ではなく教育の手法の方でしょう。まことに本末転倒も甚だしいと思う次第です。
今のところ延期の決まってない国語、数学の記述式試験も、散々言われていることですが、採点の質が担保されていないという意味では同様に時期尚早かと。
たとえば、国語の試験で、ものすごく読解力も文章力も高い子の解答を、有名人のアベ某さんみたいな人が採点したら、と想像していただければ、大体どういうことが起こりうるかはお察しいただけるかと思います。もはや、受験生にとっては自身の努力ではどうしようもないギャンブルですよこれでは。
ワタクシ、趣味でTwitter上の数学オタク的な人を多数フォローしておりますが
民間の記述式模試を受験した高校生の『模範解答とは違う方法で解を導き出したために大幅減点されたようだ』という主旨の呟きをときどき見かけます。
入試教科に数学のない私立大生のバイトの子とか、数学のスキルを問われずに入社して働いてきた模試の会社の正社員とかが採点すればそうなることもあろうなあと想像に難くなく、また、模範解答にどれだけ沿っているかをジャッジするだけなら、無駄に時間をかけてマークシートの穴埋め問題を採点しているようなもので、本当に有意な改革なのかは正直疑問です。
今のセンター試験がベストかどうかはわかりませんが、真っ当な評価とは、とド真剣に考えてほしい、そして、試験を受ける人が振り回されないようにしていただきたい、と最後は話の焦点をややズラして、本日の締めといたします。
あ、なんか東京オリンピック2020の話をしてるみたいな感じになってきたな。