
仕事帰りに入り浸っていた珈琲工房香幸さんが、今ある豆を売り切って閉店されることになりました。
上質な豆を丁寧な仕事で仕上げ、買っている客の方が心配になるような手頃な値段で提供してくださり、なにより、珈琲一杯でえんえんアホみたいな話をする客を根気よく相手していただいたことには、もう、感謝しかありません。
残りわずかですが、可能な限り、いろんな豆に「おいしかったよ、今までありがとう」と挨拶するように飲みたいと思っていたのですが。
みるみるうちに、豆が商品棚から消えていくのですよ。
閉店すると聞いて急に来店する人も、少なからずいらっしゃるようです。
…にわかに惜しむなら、もっと普段から来たれよ。
いやいや、遠方で頻繁に来られない方もいるはずなので、あまりそういうものの言い方はやめとこう。
と思いつつも、モヤモヤは残ります。
あの子にも

この子にも

お別れを言いそびれたな。
アアいかん、どんどん寂しくなってきた。
いやいや、いちばん寂しいのは、8年間お店を育ててきた香幸さん自身にちがいありません。
せめて、豆が尽きるまで、かわらず入り浸ることにします。
