「いい趣味ですねぇ」と褒めてくださる方も多いのですが、その実情は、矢鱈と壺だの軸だのを買ってきて家屋の居住空間を圧迫しながら蘊蓄をたれるガラクタじじいと大差ありません。
せめて、少しでも値打ちが出るように身に付けるか、とばかりに、昨日もキモノを着ました。

当ブログでときどき登場するよそ様の庭で、とうとう石に座るという所行に及びました。
この石は庭の所有者(通称『みのちゃん』というおっちゃん)が夕方に涼を求めて寝転がっているもので、確かに、午後には日陰になってひんやりとした座り心地でした。

着物は萩の柄の小地谷縮風の絹ちぢみ。シャリ感があってとても涼しい着心地です。
今年から、中が麻の長襦袢になったのでより涼しく着られました。
ハラショー麻

帯は絽の鯉と楓の刺繍帯。

あ、なんか左に寄ってますね。これから気を付けます。
半襟は麻ガーゼに豆科っぽい葉の刺繍と鳥レースのアップリケ。

この萩の着物に合いそうだな、とずいぶん前に買った撫松庵のものです。
この萩の着物、ワタクシのなかでは『秋色夏素材』に分類されておりまして、例年は残暑厳しすぎる9月にこっそり着ているのですが、このあと墓参りも行くので「あまりはっちゃけた色もな~」ということで、数年ぶりに8月に袖を通しました。
しばらく彩度の高いものばかり着ていたので、ちいとばかし新鮮な気持ちになりました。
っていうか、着物で墓参り行ったんかい!
はい、そうです。この格好でご先祖様やら親戚やら幼なじみやらをお墓までお送りしてきましたよ。
こうして、また着物で行ける場所をひとつ増やしたワタクシでした。