少しずついつの間にかなにかを越える | おまじないコブラはじめました。

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河内美雪さんの『借金王キャッシュ』好きが昂じてこのようなタイトルをつけましたが、中身は数学オタク中年乙女のボヤキです。悪しからず御了承くださいませm(_ _)m

科学的考証とかできてないため、ウンチクは話半分で読んでください。

もう一週間以上前の話ですが、オイラの大好きな小池栄子嬢主演の二時間サスペンスがありました。

犯人は古村比呂さん演じる投資会社かなんかの社長の妻でした。

彼女は、断続的に赤い傘の女性を刃物で刺していたのですが、その動機は

「以前、愛人を作って家に帰って来なくなった夫が、赤い傘の女を殺したら戻ってきた。だけど、また女ができて家に帰って来なくなったから…」

と、犯罪を繰り返していた。というものでした。

たまたま、一回目の犯行でそれと知らずに夫の愛人を始末し、倒れていた愛人の財布を盗んだ人が殺人強盗犯として逮捕された為に、彼女にとっては万事が自分に良い方に回ってしまったのです。

そして…

古村比呂さん演じる妻にとっては、それが、夫を取り戻すおまじないと化していたんですね。



番組終了後に思ったのは

「これが巷説百物語なら、この奥さん御行奉為られそうやな」

でした。

奥さん、妖怪になっちゃったんだねぇ…



こんな極端なこと、普通ではならへんならへん、と思ったあなた。

そうでもないですよ。

人は、ほんの少しずつ、いつの間にか、よくわからないなにかを越えるのですよ。

人の落ちる深い穴の入り口は、案外、普段歩く道のりのすぐ傍に空いていること、ゆめゆめお忘れなく…



しまった。なんでこんなトーンになってしまったのだろう…




※巷説百物語シリーズは、京極夏彦さん作の妖怪小説です。内容については上手く説明できませんので、実物を手にとって読んでいただけますと幸いです。
妖怪小説と言いながら、全く妖怪は出てきません。その辺を楽しむ小説、とだけ申し上げておきます。