結局、原発の何がいけないのか? | 三橋貴明氏の原発再稼働を批判するブログ

三橋貴明氏の原発再稼働を批判するブログ

原発を延命するのに使うお金、次のエネルギーを開拓するのに使うお金。
次に原発が事故る確率と、次のエネルギーの技術革新が起こる確率。
次に日本で大地震が起こる確率と、原発の組織内で癒着が起こる確率。

三橋貴明氏の経済政策は正しいが、原発推進は間違い。

「結局、原発は何がいけないのか」と言えば、最終的に次の1つの問題点に尽きます。

「原発は、放射能/放射線が出るのでいけない」という一言にすべて帰着します。

原発の燃料も放射能/放射線が出ます。核反応も放射能/放射線が出ます。反応後の生成物も放射能/放射線が出ます。はじめから最後まで、放射能/放射線が出ます。これがいけないのです。

→ なぜ、この一言に帰着するのか、ここで、仮想的な質問を1つ考えます。「もし、原発から放射能/放射線が出ないなら」

原理的に放射能/放射線が出ない核反応であれば、何の問題もありません[1][2][3]。核反応自体が悪いわけではありません。放射能/放射線が出ない核反応があるなら、そのエネルギーを使って発電するなら、原発賛成です。原発の燃料も放射能/放射線が出ず、核反応も放射能/放射線が出ず、反応後の生成物も放射能/放射線が出ないなら、原発賛成です。そもそも、もし原発から放射能/放射線が出ないなら、隔離も、最終処分も必要なくなるので、通常の火力発電と同じ扱いになってしまいます。
[1] http://dokuritsutou.heteml.jp/newversion/aratasensei.html