刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座 -23ページ目

刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

刑事塾は刑事力を学ぶ場です。元刑事が刑事のスキルであるウソや人間心理の見抜き方を教えます。


人間がウソをつくとウソのサインが出ます。

もちろん出にくい人がいるのも確かですが、だいたい何らかの形で現れると思います。これは私が刑事20年の経験の中で感じたところです。

ただウソの程度によっては出にくいこともあります。例えば、家のある家族のお菓子を食べたことを家族から咎められたとします。
これはウソがバレたところで大きな問題にならないからウソのサインの発現も鈍くなります。


ところが犯罪を犯したことを咎められたらどうでしょう?


職を失ったり、奥さんから離婚を突きつけられたり、新聞報道でデカデカと出たりと、大変な影響があります。そうなるとウソのサインも大きく出るはずです。ウソを突き通さないと失うものが大きいからです。


このようにウソの程度によってもウソのサインの出方が変わります。
よく覚えておいてくださいね。





今日は刑事の雑談です。



警察官の制服は 支給されます。制服どころか靴、靴下、 ベルトなど仕事で必要なものは貸与品 として支給されるんですね。 もちろん退職したら全部返さないといけ ません。
私も全部返してきましたので 今は何もありません。


ところで制服組は支給されますからお金 がかかりませんが私服組の刑事のスーツ は自腹なのか?という疑問が生じますよね。


あ、別に疑問に思わない? いや疑問に思ってくださいよ(笑) 話が進まないので。


だって毎日スーツで仕事していたら 制服組より明らかにお金かかりますよね。 平等じゃないでしょ。だから私服組はどう なのかということです。


結論を言うと・・・自治体によって違い ます。東京、つまり警視庁は数年に何回か スーツの仕立て屋が来て指定されたスーツ を作れると聞いたことがあります。 私がいた千葉では数年前まで月2千円くらい の私服手当が出ていましたが、現在はカット されたのではないでしょうか。


こういった手当類はどんどんカットされて 無くなりますからね。


ですから私服の刑事達 は制服組よりも金がかかるということになりま す。 そもそも警察はケチですから一昔前までは バソコンも全部自腹で購入していました。


仕事で使うのになんで自腹なんだと不満を 持っていた刑事も多いと思いますが仕方ない ですね。出る金がなかったわけですから。


今は情報セキュリティの関係で個人のバソ コンは使用不可になりました。時代が変わ ればって感じでありがたいことですね。




今回も履歴書を見るポイントを書きますね。


刑事の取り調べでも同じですが、相手から 効率的に情報を引き出そうと思ったら事前 情報を得る、そして質問項目を絞っておく ということが大事です。


採用では事前情報はそれほど多くありませ ん。履歴書や職務経歴書を見るくらいでしょうか。


採用面接前に性格テストや適性テストなど をやる企業もありますがやはりそんなに 資料があるわけではありません。 つまりその限られた資料の中で質問事項を 絞ることが大事になります。


それは二日も 三日も面接がてきるわけじゃないからです。 せいぜい数時間の中で相手の本質を見抜か なくてはいけませんしね。


そのひとつである履歴書ですが、経歴部分 には注意します。そして中途退職者で一番 聞かなくてはいけないことは何かというと 「辞めた理由」です。


なぜかというと「前職を辞めた理由はあなた の会社を辞める理由になるから」です。 人間というのは同じことを繰り返します。 つまり人間関係で辞めた人はまた人間関係 で辞めるのです。ですからその辺りをうまく 質問して聞き出しましょう。


なかなか人間 関係のトラブルで辞めたとは言いずらい ですけどね。 はっきりと言わないでモゴモゴ答えていたら 要注意です。質問に対する「答え」「答え方」 には十分注目してください。言えない理由が あればあるほど誤魔化そうとするのが人間です。


例えば「社内不正が発覚した」「人間関係の トラブル」「社外で事件を起こした」など 採用に問題がある話ほど話したがりません。 なので面接官の質問をかわそうとしたり、 はぐらかしたりしますよね。よく見て、 聴いてみてください。

今日は中途採用者には「辞めた理由を必ず 確認する」ということでした。 参考にしてくださいね。