刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座 -22ページ目

刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

刑事塾は刑事力を学ぶ場です。元刑事が刑事のスキルであるウソや人間心理の見抜き方を教えます。


振り込め詐欺グループは組織化しています。


過去捕まった経験を元にどうしたら捕まらないかを学習したんですね。
捕まらないためには強固な組織にすることだと。


ですから犯行グルーブの統率力は非常に強く、仮に捕まっても仲間のことは絶対に話さないように教育されています。


また昔はキャバクラや風俗で大騒ぎをして大金を使っていた時代もありましたが今は一切禁止だそうです。つまり目立つと回りから目をつけられるためです。


なるべく地味に目立たないように生活するというルールが徹底されているのです。


そして完全な分業制です。金をとりにいく「受け子」グループと電話をかける「架け子」グループ、組織をまとめる「番頭」、資金を出資する「オーナー」は顔も名前も知らず、完全に分業化しているのです。

ですから末端の受け子が捕まっても上に登るのは不可能ということになります。


これが振り込め詐欺が無くならない原因でもあるのです。


その悪知恵、もっと良いことで使ってくれたらいいのですが。。


また読んでください。





特殊詐欺(振り込め詐欺、類似詐欺)の被害が減りません。


昨年より多少は発生件数、被害額も減っているのですがまだまだ減ったうちには入らないでしょう。



相変わらずオレオレ詐欺も発生しているわけですが、これだけ世の中で騒いでいるのに何故ダマされるのか?


その理由をひとつあげると犯人側のダマす技術が凄い勢いで向上しているからといえます


つまり、奴らも年々スキルアップしているわけです。


そりゃそうですよね。奴らも捕まりたくないでしょうし、過去捕まった経験を元に学習しているわけです。


ですから10数年前のスキルとは比較にならないほど向上しているということが言えます。



例えば携帯電話ひとつ見ても使い方が変わりました。


昔は犯人間での連絡用被害者にかけるための携帯電話同じものを使っていたりしたんですね。そうするとどんなことが起こるかというと通話記録から犯人グループが割れます。また例えばその電話で犯行拠点に宅配のピザを頼んだりしてそこから足がついて検挙されることもあったわけです。


そんなことを繰り返すうちに彼らも学習をして犯行用連絡用きっちり分けて使うようになりました。


また電話を架けるための名簿も昔は電話帳を使って年寄りのような名前を見つけて手当たり次第に架けてダマしていました。


ところがそれだと年寄以外の自宅にも電話をかけることになり、成功率が下がることを学びます。


そこでどうなったかというと同窓生名簿や高級老人ホームの資料請求者名簿、資産家名簿などを掛け合わせた名簿を高額で入手してその名簿を元に電話を架けることになったのです。


当然ダマせる確率は上がります。ターゲットが明確ですからね。


ですから舐めているとコロッとダマされます。


油断大敵ですよ。気を付けてください。




2020年に開催予定の東京オリンピックでは開催前から多方面で問題が噴出しています。



新国立競技場の問題があったと思ったら次はロゴの盗用疑惑まで浮上してしまいました。



先日、このロゴを制作した佐野研二郎氏の記者会見が開かれたのでさっそく会見を見てみました。


約1時間ですが会見を全部見た私の感想は・・。


「ウソのサインが出ていないのでウソはついていないように見える」
というのが正直な感想です。


つまり、問題になっているベルギーの劇場のロゴに関しては盗用した事実はないのではないかということです。



根拠を説明しますと

自律神経信号が出ていない

【ウソをつくと汗をかいたり、顔が赤くなったりという自律神経信号が出るケースが多いが彼には全く出ていない】


記者からの質問を受け、回答するまでに間(ま)がなく、すぐに答えている

【ウソをついている場合にはどう答えたらいいのか考える時間が必要なので通常はすぐには答えられない場合が多いが、彼はすぐに答えている。】


身振り手振りを交えて回答している

【ウソをついていると頭を使うことに集中するため、身振り手振りが無くなるケースが多いが、彼は全体的に身振り手振りが多い。】


「ベルギーのデザインを見たことがあるか?」という肝心要の質問には迷うことなく明確に否定している

【実は人間はずうずうしくウソがつけないので明確に否定せず、回答をうやむやにするケースが多々あるが、彼は明確に否定している。】

全体的な
話しのテンポが一定であり、抑揚もある。

【彼はどんな質問に対しても一定のテンポで、考える間もなく答えている。特に話をしながら身振り手振りがついてくるのが彼の特徴だが、肝心要の質問である「ベルギーの劇場のデザインを見たことがあるか」という質問については全くテンポを崩さず、身振り手振りを交えながら説明している。ウソをつくと話のテンポが変わったり、早口になったり、淡々と抑揚なく話したりすることがあるが、彼にはそれがない。

※水泳の日本代表選手であり、カメラの窃盗容疑がかけられた富田尚弥氏は抑揚がなく、感情の揺れもなく、淡々と話をしていた。彼はその後、韓国で有罪判決を受け、確定している。】


そんな理由から私がこの会見を見た感想としては「東京オリンピックのロゴ制作に関してベルギーの劇場のロゴを盗用した、つまりパクったという事実はないだろう」と思いました。


ちなみにこれは私が彼の会見のみを見て推察した結果を言っているのであってサントリーのトートバックの盗用問題は全く加味しておりません。


サントリーの問題は彼の管理の元、複数のデザイナーで制作したもので彼も不適切な行為があったことを認め、いくつかのデザインが取り下げられる事態になっているのはご承知のとおりです。


ですから一般的には「東京オリンピックのロゴも盗用したのでは?」と見るのが普通ですし、疑われ始めるとすべてのデザインに疑問が生じてくるのも当たり前でしょう。


ですが、その点については全く考慮せず、今回の会見だけを見た私の感想ということでご理解頂ければと思います。



さてこの問題、どう決着するのでしょうか?


会見を聞くに、商標権の問題はクリアしているので法的な問題はないと思いますが、仮に盗用したのであれば道義的責任を問われるのでしょうか。

しかし、デザイン制作にあたり、色々なデザインを参考にしてヒントを得たりすることは多々あると思うのです。そうなるとどこまでが盗用で、どこまでがパクリなのかは線引きが難しいですよね。


さすがにそのまんまをデザインの一部として使えば盗用なんでしょうけど。サントリーの問題については誰が見てもそのまんまのデザインがあり、盗用と言われても仕方ないと私も思います。


今後また会見が開かれた場合にはブログにも書きたいと思いますので
楽しみにしてくださいね。


今日も読んで頂き、ありがとうございました。(^.^)