刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座 -20ページ目

あなたの付き合っている方が結婚詐欺師だったらどうしますか?
全体的に結婚詐欺の数は多くはありませんがやはり被害に遭う方もいます。
まず結婚詐欺かどうかのチェックポイントです。
1 付き合っている方に金銭の貸しがあるという方、これは当然ですが疑う予知があります。
私は男として女性からお金を工面してもらうという行為事態がどうかと思います。大事な彼女からお金を借りるなんて男気のある男性ならあまりにも情けなくてできないからです。
2 結婚の約束をしている方、またまだ約束はしていないが近い将来、そんな可能性のある方はもっと疑ってください。
結婚詐欺は結婚を匂わして金銭を騙してとるケースが多いためです。
付き合い初めてすぐに求婚されたとか、両親に会わせたいとか、結婚を意識するような発言が多いなどは注意です。
3 お付き合いをしている中で何か変だなぁと感じたことがある方、もっと疑っていいでしょう。
例えば相手の名前、出身地、家族構成、自宅などプライベートに関して矛盾している話があったとか、よくわからない謎がある場合ですね。
発覚した時に追跡されないようにプライベートは嘘で塗り固めているケースがあるためです。名前は免許証などの公的な身分証明書で確認してますか?勤務先の会社に電話をして在籍していましたか? おかしいと思ったらそこまでやるべきです。
結婚詐欺はお金だけでなく、心まで奪う犯罪です。
騙されないように気をつけてください。

振り込め詐欺の被害は未だに後を絶ちません。
ところで被害に遭われた方は全員警察に被害届を出していると思いますか?
「そりゃ騙されたんだから被害届だすでしょ」と思うのが普通ですよね。
実は実態としては出さない方も結構いるのです。
何故でしょうか?
それは「身内や知人に知れたら恥ずかしい」「みっともない」「どうせ返ってみないのだから手続が煩わしい」「もう忘れたい」などの理由から届出をしない方もいるのです。
確かにこれだけ世間で騒がれているのに騙されたということは恥ずかしいという気持ちになるんでしょうね。
気持ちはわからないでもありません。
あなたはきっとこう思ったのではないでしょうか。
え、被害届って出さないこともできるの?
はい、任意の手続ですから被害者が出したくなければ出す必要はありません。
ただ警察に届出しておかないと被害回復の可能性が本当にゼロになるなどデメリットもありますからよく考えて決めるべきでしょうね。
参考にしてください。

先日、私の知人から突然電話がありました。
「森さん、私の会社の先輩のお父様がオレオレ詐欺の被害にあってしまったようなんです。これから警察に行くようなんですがその前に相談に乗って頂けませんか??」
状況を聞いてみるとまさにオレオレ詐欺の被害に遭われていました。
被害額は300万円。
私はこんなケースでは当然ですが警察に被害届を出すようにお伝えしています。
それは犯人が捕まって被害額が戻ってくるケースがないともいえないからです。被害届を出さない限り、その可能性はゼロになってしまいますしね。
どのくらいの確率で戻ってくるのか??
これは実は限りなく可能性は薄いと言わざるをえません。まず戻ってこないと言っても過言ではありません。
でも届出をして警察に把握しておいてもらわないと可能性は本当にゼロになってしまいますからね。
ではどこの警察に届けるのが正しいのか?
基本的には主要な犯罪行為が行われた場所を管轄する警察署です。
例えば現金を渡した場所が自宅であれば自宅を管轄する警察署になりますし、駅であれば駅を管轄する警察署です。
犯行場所が複数になる場合には一番大きい金額を渡した場所を管轄する警察署に相談するといいと思います。
いずれにしても被害に遭った場合にはとりあえずは警察に相談に言って指示を仰いでくださいね。
できれば警察署に行く前に「オレオレ詐欺の被害に遭った」と電話をして話を繋いでから行った方が二度手間、三度手間にならなくていいと思います。必要なものも指示してくれると思いますので。
よろしくお願いします。

