交渉術の中で嘘を見抜くテクニックは誰もが手に入れたいスキルかもしれません。
前回は「目の動き」について話しましたが、もうひとつ大事なのは質問に対して目が「右上」か「左上」を見た時ですね。
目の動きというのは、「その人が質問に答えるために脳のどの部分を活性化させようとしているか」を示す指標なんですね。
ちなみに視覚野の記憶面から引き出した情報を「視覚的記憶」、作られた視覚を「視覚的構築」といいます。
さて記憶が左で、構築が右なのか、人がどちらの脳を使うかがわかれば嘘をついているかがわかる可能性が高くなります。
よく、左上を見た場合には「ホント」、右上を見た場合には「ウソ」なんて言いますけど、あれは右利きの人を対象に調査した結果といわれています。ですから、反対の場合もあるんですね。
奥さんが旦那さんの行動を疑っているとします。
まず、旦那さんがよく知っている、簡単に描写できる場所を視覚化する質問をしてみましょう。
例えば「駅前のセブンイレブンってラーメンはどの辺に置いてあったっけ?」って多少状況を思い出すような質問をします。
旦那さんが「えーっと・・・」と思い出している時に左上を見たら記憶を辿る時は「左上」を見る人ということがわかります。
何度か同じような質問をすると常に「左上」を見るのがわかると思います。
その後、本当に聞きたい質問をします。
「昨日、誰とどこでお酒飲んだの?」
旦那さんが「右上」を見ながら「昨日??あーー後輩の佐藤だよ。新橋の居酒屋で飲んだよ。」と言ったら視覚を構築していますので「後輩の佐藤さん以外と飲んだ可能性が高い」といえるでしょうね。
まぁ本当は誰と飲んだかは知りませんが(笑)。
このように目の動きは心を現すんですが、旦那さんの浮気に限っては「女のカン」が一番かもしれませんね。^_^;