震災経験が背中を押してくれた | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

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皆さんは東日本大震災でどんな体験をして、なにを考えましたか。

あの震災は1,000年に一度の災害だと言われています。平均寿命が100歳に満たない現在、生きているうちにあれほどの災害を体験する可能性は限りなく低いわけで本当に貴重な経験です。


実は私は、3月11日の当日から急きょ被災地に赴き、行方不明者の捜索活動に従事しました。

我々が向ったのは原発の損傷による放射能漏れで緊急事態警報中の福島県。

私は、辿りついた被災地の現状に目を疑いました。

「これが日本?ここに町が?ここに人が住んでいたのか?」


数日間、現地に留まり、捜索活動を行いましたが、その間、持参した缶詰などを食べ、車両内で寝起きしました。

その間、数体のご遺体を発見しましたが、生存者は発見できませんでした。

また、その一方、第一原発の水素爆発に遭遇したり、津波警報を受けて死ぬ思いで避難したことも。

普段の普通の生活が、いかに貴重なものであるか、身に染みて感じました。


当時、私は起業という新たな挑戦をするべきか、もやもやしたものがありました。

しかし、被災地での体験が私の考えを大きく変えたのです。


「俺は生きてる!後悔しないように、自分で納得できる人生を歩むべきじゃないのか!」

私は被災地に背中を押されたのです。


さて、みなさんは震災で何を感じましたか。

その思いは今、自分の人生に生かされてますか。


震災で亡くなった方々のためにも一生懸命生きることが残された我々にできることではないでしょうか。