よく行く蕎麦屋があります。
国道沿いに面し、店に入るとテーブル4つ、小上がりの座敷にテーブル3つ、こじんまりした日本蕎麦屋です。
昼時になるとタクシー運転手やら近所の会社員やらで店の外で待つ人もいるくらい混雑しています。
ここは裏メニューで天ぷらが単品から注文できて、例えばちくわ揚げとかき揚げ、それにザル蕎麦なんて注文もできます。
麺も多めでボリュームがあり、値段もリーズナブルです。
日本蕎麦屋はたくさんあれど、ものすごく美味いってわけでもありません。
味としては平均的か多少上くらいかもしれません。
では、他店と何が違うのか?なんでそんなに客が来るのでしょうか?
ここは、老夫婦と娘、そして息子の四人で店に出ているんですが、いつも笑顔なんですね。
「いらっしゃいませー。いつもありがとうございますー!。」
なんて厨房からも聞こえますし、注文をとる娘、息子もいつ行っても笑顔です。
気持ちいいんです。居心地がいいんです。
だから余計蕎麦も旨く感じるんですよね。
飽食の時代、なんて言われて久しいですよね。
美味しいお店なんてネットの口コミでいくらでも探せる時代です。
今の時代、お客様は食事が美味しいだけじゃ来ないんです。
つまり美味しい+付加価値です。
料理も美味しいけど、居心地がいい。店にいると落ち着く、元気になる。
こんな付加価値がないとお客様は来てくれないんですよね。
笑顔はタダです。これで集客できるなら最高ですよね。












『健全なる肉体に健全なる精神が宿る
ように、笑顔の店には金が宿る。』
藤田 田(ふじた でん、1926年(大正15年)3月13日 - 2004年(平成16年)4月21日)は、日本の実業家。大阪府大阪市淀川区生まれ。輸入雑貨販売店「藤田商店」、「日本マクドナルド」、「日本トイザらス」創業者。











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