公務員としての生活 | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

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私は県採用の地方公務員です。


高校卒業後、家庭の事情もあって大学進学を諦め、父の勧めもあって公務員試験を受け、公務員になりました。


それ以来、20数年、県民のために仕事をしてきたつもりです。


公務員として生きてきて、今まで一度もリストラなどで職を失う恐怖も、仕事がなくて給料を貰えない恐怖も味わったことはありません。


給料は時間外手当などで毎月多少の変動はありますが、給料日には決まった額が振り込まれ、普通に仕事さえしていれば身分は一生保障されている、つまり「生活の安定と安心」があるのが公務員なのです。


また、人事面では基本的に年功序列であり、よっぽど酷い勤務評価でない限り、それなりに出世するのが公務員でもあります。従って「なんであんな人が偉くなるの?」ということも間々あります。


殆どの公務員は真面目に、そして真剣に仕事をしてます。しかし、そこには少なからず「甘え」があると思うのです。それは、「生涯安定」という切符を持っているために危機感が欠落しているからです。


私は自分の能力を過信しているかもしれませんが、もっともっと自分の能力を使ってもっともっと世の中のために人に求められる仕事がしたい。



動物園のライオンは、檻の中で餌を貰いながら来場者に自分を見せて生きています。そこには生まれ育ったジャングルでの弱肉強食の世界はなく、よって生死の危険もなく、腹を空かすこともありません。そんなライオンははたして幸せでしょうか。ライオンとして生まれた以上、ジャングルの中で生死を賭けて勝負したいのではないでしょうか。



私も生活が保障されて安心で安全な檻の中からジャングルに飛び出して生きてみたいのです。


そこにはきっと今まで味わったことのない刺激も感動も出会いもあるでしょう。今から楽しみです。