こちらの話で黒の組織要素を完全に無くしてしまったため生まれた今作。
アニメ化したころは重要な話になると思わなかったんやろなぁ…
そのあたりの打ち合わせ的な、今後の構想とかはすり合わせしないのだろうか。
広田正美という名前の女性も、コナンの知り合いの新任銀行員としてしれっと登場。
小五郎が依頼料の振り込みを確認するために銀行に訪れている。
銀行員の広田はコナンと少し顔なじみの銀行員。
いつもはもっと優しい感じなのだが、キョロキョロしたり、しょっちゅう時間を確認したりとせわしない様子。
広田さんは窓口から離席。
小五郎の手続きに時間がかかりそうなので、コナンは外に出て待つことにするが、外に出ると銀行横で銀行輸送車が襲われていた。
倒れている運転手と、犯人の車に積み込みをさせられるロン毛の警備員。
犯人は二人組でショットガンを持っているようだ。
蘭たちも遅れてその現場を目撃。
逃走する強盗犯。
通報を任せて、コナンはスケボーで犯人を追跡。
かなりのドライビングテクニックのようで、スケボーを使ってもなかなか追いつけない。
踏切もぶっ壊して進むほど強引な運転。
コナンもそれを追って踏切を飛び越え…
めっちゃすれすれ。あっぶなーい！
勢い余って着地時に転倒。
犯人を取り逃がしてしまった。
被害総額は10憶。
現金を運び出していたロン毛の警備員の証言もどこか怪しい。
また、事件があった時間は広田さんも席を外していた。怪しい。
コナンは勝手に小五郎についていき、乗り捨てられた強盗犯の車を確認。
車の中にあった覆面の内側には口紅が付着していた。
犯人の一人は女性か…
その夜
雨の中、ロン毛の警備員が一人歩いているところに近づく車が。
窓が開いて、中にいた人物が拳銃を向け…
やはりこの警備員もグルだったのだろう。
口封じに消されたよう。
そしてもう一人の犯人も自宅で殺された。
元レーサーだったそう。どおりであのスピードが出せたわけだ。
殺されたレーサーの自宅から、ピンク色の口紅も発見された。
覆面についていたものであり、かつ広田さんが使用していたものと一致した。彼女もグルなのだろう。
しかし彼女はすでに辞表を出し退職していた。
また、彼女が入社したのは半年前で、最初から犯行の下見のために潜入していた可能性が高い。
これだけ用意周到な犯人がなぜ現場に口紅を残したのか。
確かにVTRではわざと落としたようだった。
そして覆面についた口紅もかなり下の方。他の化粧品が付いていない点も不自然だ。
全ての罪を彼女にかぶせる気だとしたら…彼女が危ない。
小五郎の名前を使い、警部から広田さんの住所を聞いたコナンは、早速彼女の家に。
マンションについて、辺りをきょろきょろ…植木鉢の下にあるカギを使って潜入。ほぼ空き巣。
部屋を捜索するコナンは、家具で隠された不自然なコンセントに着目。
外してみると、中にはコインロッカーのカギが。
おそらく奪った現金の隠し場所なのだろう、が…
ふと人の気配を感じたコナンは振り返ろうとするも、首筋チョップをくらい倒れてしまう。
フラフラになりながらも、広田さんが出ていくのを止めようとする。
その姿を見て悲しそうに笑いながら去っていく彼女。
後を追おうとするが足元がおぼつかない。
外をのぞくとマンション前に止めてある車に乗り込もうとしていた。
サスペンダーをパチンコ代わりに、発信機を飛ばして装着。
そ、そんな使い道があるとは…
あとは眼鏡とスケボーを使って追跡。
埠頭にたどり着いた。
そこにいたのは、ジンとウォッカ。
黒幕はこいつらだ。
広田さん、いや宮野明美さんは、この仕事が済んだら妹と共に組織を抜けられると信じていた。
しかしそう簡単に抜けさせてくれるつもりはさらさらなく。
初めからトカゲのしっぽとして切り捨てる気だったのだ。
明美さんも銃で対抗しようとするも、無慈悲にも…
ロッカーのカギも持ち去られてしまった。
コナンが駆けつけたときには特に黒幕は去ったあと。
しかし明美はわずかに息が。
彼女の最期に、コナンは自身の正体を明かした。
そして今回の事件の黒幕が黒の組織であることを知る。
奴らが持っていった鍵はダミーのもの。
本物のカギをコナンに託した。
警察を呼び、無事に現金も確保。
拳銃には彼女の指紋しかなかったため、黒幕の彼女は、逃げ切れないと思い自殺をしたと処理されてしまった。
現金が奴らにわたることを阻止できたものの、彼女にすべての罪を着せられ逃亡された。
原作通りの方が得体の知れない感じがするし、話が被らなくていいのだけど、
強盗の事件そのものへの掘り下げとか、全体的に終始シリアスな雰囲気はいいですね。
今回は次回予告はないのか。
これで来週につながるのですね。
初期の、コナンの歴史が大きく動くときです。
皆様も公式チャンネルで刮目せよ…！
