蕎麦米 | そらぶろ

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果物大好き、お菓子大好きな糖尿病の母。
なんとか食生活を改善しようと手伝い中です。

蕎麦はルチンが含まれる唯一の穀物。
ルチンはポリフェノールの一種で、脳出血や動脈硬化、高血圧を予防します。
ビタミンBが豊富でー脂肪や糖質の代謝をよくします。

でも、蕎麦に表示さるてる炭水化物やカロリーはうどんとほぼ同じです。
これは蕎麦に小麦粉が含まれているから。

蕎麦粉だけで作る蕎麦は、ボソボソと短く切れてしまいます。
なめらかにするためにつなぎに使われるのが小麦粉や山芋。
有名な「二八蕎麦」は小麦粉二割、蕎麦粉八割。
そのくらいの小麦粉ならいいのですが、JASの規格では「蕎麦粉が30%以上なら蕎麦」。
ということは、小麦粉七割、蕎麦粉三割でも「蕎麦」なんです。
それでは糖尿病患者には勧められません。


以前にも書きましたが、徳島名産の「蕎麦米」。

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「米」と言ってますが、実際は蕎麦の「実」です。
これを食べれば蕎麦粉100%と同じです。

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食べ方はお雑煮の餅を蕎麦米に変えたと思っていただけたらいいかな。

徳島はうどん文化で蕎麦屋さんは少ないのですが、老舗蕎麦屋「橋本」では蕎麦米汁が食べられます。
そしてメニューにはないのですが「わかめ蕎麦」を注文すると、かけ蕎麦の上にたっぷりの鳴門わかめを乗せた蕎麦を出してくれます。

母は蕎麦よりうどんが好きですが、橋本のわかめ蕎麦は大好物。
安心して一緒に食べられます。

些細なことだけど、メニューになくても出してくださるわかめ蕎麦は、糖尿病患者にはうれしいもの。
そんなお店が増えたらなあ。

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蕎麦米自体に癖はないから、サラダでも食べられます。
満腹感が得られるので、糖尿病患者にはお勧めです。



しかしねぇ。
蕎麦米、わかめ、すだち。
糖尿病防ぐ食材が名産なのに、糖尿病患者日本一の徳島県。
どう考えても「怠け者」としか思えません。