外から入ってきた悪い物をやっつけるのが免疫反応です。
僕らが生きていくためになくてはならないものです。
体内でいつもおきている炎症も、免疫反応の結果です。
正常皮膚では血管の周囲に少数の炎症性細胞が存在するだけで皮脂腺の周囲には炎症性細胞はありません。
皮膚に炎症を起こすと皮膚の表皮の下の真皮では多数の炎症性サイトカインが放出されます。
拡大した毛穴の周囲に多数の炎症性細胞が存在してサイトカインを放出しています。
サイトカインは外から侵入した微生物を一掃するためになくてはならないものです。
しかし、免疫反応が過剰になると、大量のサイトカインが自分の組織を破壊します。
その結果、皮膚の老化も進行してしまいます。
光老化も活性酸素だけでなく、サイトカインが起こします。
活性酸素同様に、サイトカインもうまく制御することが健やかな肌を維持することにつながります。