セカンドオピニオン当日 | 突然、父が膵臓がんになった

突然、父が膵臓がんになった

元気だった父が膵臓がんに。
余命半年だそうです。

半年過ぎても生きています!

セカンドオピニオン当日になりました。


父も行く予定でしたが、

行かなくてもいいなら行きたくないと言うので

私と妹で聞きに行くことになりました。


絶望的な結果だったら、本人に聞かせるのも嫌だし、

余命なども聞きたかったから本人がいない方が質問しやすいと思っていました。


弟は仕事で、母は聞いても難しい事はわからないから

後から教えて〜といい私の子供の面倒を家で見ていてくれました。



〜病院に到着〜


受付で言われた番号の診察室の前で待ちます。


診察室から話し声が微かに聞こえます。

普通の診察だとこんなに長く会話しないと思うので

この診察室の中の人達もセカンドオピニオンのような気がします。


そして、遂に私たちの番です。


名医はまず自分の経歴を話出しました。

印象に残っているのは

NHKの[プロフェッショナル 仕事の流儀]

に出演したら、全国から患者が集まってきて忙しいと言っていました。私は知らなかったので帰ったら動画配信サービスで検索して見てみようと思いました。


提出した資料をみていろいろお話してくれました。


結果…


手術できる可能性はある。


とりあえず、今の抗がん剤を3クール続ける事。


その後、癌が小さくなったらまたCT等もって来て。


手術ができるようになっていたら手術してくれると言ってくれました。


ただお腹周りの小さい散らばって見える影が癌ではないか?と今の主治医の見解があるんだけど、それがもし癌だったら手術は不可。癌じゃない可能性もあるから、今後の経過次第。癌であれば腹水がたまり、腫瘍マーカーも下がらない。癌でなければ、膵臓の癌は小さくなるはず。これも抗がん剤を続けていけばわかる事なので、今後も続けてということでした。


まさか、手術できる可能性があるなんて言われると思ってなかったのでびっくりしました。

でもステージ4で手術不可と言われていたのに…。

と伝えると


だから、僕に手術して欲しくて全国からたくさんの患者さんが来るんだよ!と言っていました。


とにかく、お父さんには抗がん剤、辛いだろうけど

先生が手術してくれるからがんばろう!って娘さんたちがしっかり伝えるんだよ。と言われ帰ってきました。


帰宅後、父に伝えたけど

父はもういいよ、どうせ気休め…

でもありがとう。その気持ちがうれしいよと


喜ぶわけでもなく、諦め模様。


私たちはその後、先生の出演回の放送を探して観ました。

とても感動的で是非、手術できるならこの先生にお願いしたい。と思いました。


そして、父にその放送を観せたところ

父もいい先生だな。少し希望が見えた気がする。

わかった!とりあえず3クール抗がん剤がんばってみる。

とやる気を出してくれました。


テレビって偉大!!笑


とりあえず、父を前向きな気持ちにさせることができて本当によかったです。


セカンドオピニオンに行った甲斐がありました。


癌が小さくなり、手術ができますように…。