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看護学校ぶろぐ!

第108回看護師国家試験受験者です
これから看護学校に入る方、実習を控えている方向けに私の体験をお話したいと思っています

看護学生の一大イベントといえば、臨地実習です。


看護師になるためには、決して避けて通ることのできないものです。



実習は多くの学校で、1年生で基礎実習、2年生、3年生で領域別実習にいきます。

基礎実習は1、2だけの所もあれば、1~3の所もあります。

また、領域別実習も概ねは同じでも、細かな分野が違ったり、学校によって特色があります。




さて、実習はツラいとよく耳にするかと思いますが、具体的に何がツラいのでしょうか。

今回はそこをお話したいと思います。



①記録物

まずなんと言っても大変なのが、記録物の多さです。

私の行っていた学校の記録物は

・日々の計画
・日々の振り返り
・病態関連図
・患者データ一覧
・充足未充足判断
・看護過程の展開(複数枚)
・看護問題抽出
・実習のまとめ(最終日)
・自己評価表(最終日)

でした。

これ以外に先生から直すように言われた記録物の訂正があったりします。

まだ実習に慣れていない時期には、日々の計画と振り返りだけで数時間かかることも珍しくありません。


また、これに加えて毎日行われるカンファレンスの準備をします。

テーマを何にするか、どんなことを話し合うかを事前に話しておかないと、当日先生、指導者さんから冷たく叱られます。


日々の計画も、ただ書くだけじゃなくて、疾患や個別性を考えて、その人にあった計画を立てないといけません。


本当に本当に、記録物に追われる日々です。



私の1日の流れとしては、下のような感じでした。

5:00
起床、朝食、支度
7:00
家を出る
8:00
病院到着、着替え
8:20
出欠確認、健康チェック、担当教員へ報告
8:30
実習開始
16:45
実習終了
17:45
帰宅
18:30
夕飯、入浴、休憩など
20:00
記録開始
00:00
就寝


記録が早く書ける人は、もっと早く眠れるかもしれないです。
私は集中力が続かないタイプだったので、記録にとても時間がかかっていました。

最終日前日や、看護過程提出前日は3時間睡眠もざらでした。


とにかく記録が多くて、部屋は泥棒でも入った後みたいに汚くなるし、眠れないし、毎日苦労しかなかったです。




②実習メンバーとの摩擦


これ、本当に重要です。
とくに、3年生の領域別実習が始まってからは本当に本当に重要です。


メンバーはそれぞれ、リーダーとメンバーに役割分担がされます。
リーダーはみんなをまとめて、メンバーはリーダーのフォローをしたり、メンバーとしての役割を果たさなければいけません。

リーダーはずっと同じではなく、領域ごとに順番で回していきます。



また、実習は3年生の4月から11月まで、ずっと続きます。

気の合わない、反りの合わない人とそれだけの長時間を共にして、協力しなくてはいけないとなると、相当の精神力が必要です。

非協力的な人や、そもそもリーダーとしての素質がない居る場合も、他のメンバーの心理的苦痛は相当なものです。

1クラス30〜40人居れば、必ずリーダーに向いていない人もいるため、その人が居るグループはフォローをつねにしなくてはいけません。



メンバーが全員協力的で、学習もしてきて、仲良くできるグループは先生からも評価がよく、楽しく実習をこなしていました。


私が居たグループ人数が留年者をいれて4人でしたが、留年者は全く勉強してこず、必ず体調不良で数日休み、1人は精神疾患を抱えている子だったため、パニック障害を起こして欠席するようになり・・・

最終的に2人で実習を行っていました。



そうなると先生も指導者さんも苦笑いだし、カンファレンスも全然できないし・・・大変でした。

でも、先生か指導者さんが必ずマンツーマンだったので、患者さんへはとても充実した援助を行うことが出来たかな、と思います。



実習メンバーは実習の善し悪しに必ず関わってきます。

あまりにひどい人が居る時は、先生へ相談することも考えても良いかと思います。



考えるべきは、自分の実習を成功させることです。
そして、自分の学ぶ環境は自分で整える必要があります。


まずは、メンバーと協力して実習を乗り越えることを目標とする。

メンバーと励まし合いながら記録を書いたり、カンファレンスについて相談したりしましょう。


それが出来ない人が居る場合は、できるようになるようにフォローします。

どうしても、どれだけ協力しても何もしてこない、文句ばかり言う人などは先生にそのことを伝えて相談することも視野に入れて、他のメンバーと相談したりしましょう。






最後に、実習を行う上で、1番大切なことを書きます。

これは、先生や指導者さんだけでなく、実習を乗り越えた人は全員思っていると思います。


大切なのは、実習を休まないこと。

記録が書けていなくても、実習先に行けば先生がなんとかしてくれます。

出席日数さえ足りていれば、合格させることができると先生も言っていました。


本当に体調が悪い時以外は、頑張って実習へ行きましょう。

先生も指導者さんも、学生を合格させるために協力してくれます。

1部、そうでない先生も指導者さんも居たりしますけど・・・

基本的に、みんな応援してくれます。


そして何より、受け持ちさせて頂いた患者さんは、学生のことを楽しみに待ってくれています。

先生も指導者さんもグループメンバーも好きじゃなくても、患者さんに会いに病院に行きましょう。



次回は、座学、主にテストについて書きたいと思います。

よろしくお願いします。