ここでは抑えられているが、これからいつも見られる神代課長への遺族たちの憤り。これ以降、あなたがこの人を殺したんだ!という、神代警視正への怒りが言葉となって出てくる回が何度も見られることになる。それだけ、彼のやり方は一般人を危険にさらしていることになる。さて、この回で気になったのは音楽である。初期のため、バックに使われるテーマ音楽がそんなになかったのは仕方がないが、あまりに同じ音楽を使い過ぎている気がする。犯人追求時、目撃者を諭す場面、遺族の奥さんの気持ちが揺れる場面、各々すべての場面に同じ音楽が乱雑に使用されている。これでは飽きる。余分すぎる。それならいっそ音楽は使わない方がいい。極論を言うなら、終盤の海のシーンで、神代課長が犯人に銃を向ける、あそこだけでいい。その方があのピアノの音が心にずっしりきて、効果抜群のような気がする。話的にはスタンダードな話だったが、ラスト、神代課長がスーパーで働く遺族を見るときの表情は、白眉である。