【小説】横浜大戦争 三部作 | 人生50年あとはおまけです

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成人病オールスターズのおっさんが
書き残す終活日記。
2014年8月以降も生き残っていたら
なるべく続けます

数年前に話題になった

「横浜大戦争」

第二部では時空を超え、

さらには異人種交流。

そして、舞台はついに

横浜近隣エリアへ!

 

ということで、第三部が

発売されましたので、

わくわくしながら読みました。

 

ところで、この「横浜大戦争」

超横浜ローカルな地名や

ランドマークなどが

リアル名称で出るため、

横浜に縁のない人には

非常に難解な小説です。

解説あるけど、そもそもその土地

知らん人には

理解難しいと思います。

また、横浜といっても人口380万人弱

を抱え、地域性も多彩なため、

例えば鶴見在住で京浜東北線で通勤している

方は、旭区、緑区などの横浜線エリアの事は

まったく知らず、その逆も然り。

(可能性の話です)

そのせいか、地元の話題がでるとなぜか

嬉しくなる、つい応援したくなる

そんな不思議な小説です。

 

第三部ではついに!

川崎市から宣戦布告を

されるところから始まり、

川崎、横浜の北にある町田が漁夫の利の如く

横浜、川崎を乗っ取ろうと大騒動。

さらには、古き時代の多摩丘陵を

見守る神まで登場。

そして最後にはしっかりと

オチがついて、大団円。

 

この「横浜大戦争」登場人物は

横浜の18行政区を見守る「土地神」など

神様たち。(「明治編」では人間が

主役をはっていますが)

いわゆる擬人化です。

この土地神のキャラクターがたっていて

面白いです。

さらに、神器とよばれる、武器?

とあわさって、

程よい感情移入ができました。

人によっては

「港北区はこんなんじゃない!」とか

「うぉぉ、戸塚区すげぇ」とか

感想は十人十色かと思いますが、

私は三部作ともに楽しめました。

この手のエンタメ小説はあまり深く

考えずに読むのがいいですね。

 

サブストーリーや、キャラ設定も多彩で、

兄弟、師弟、家族あり。時代錯誤の武者や

寝てるだけの引きこもり?医者なのに

仕事しているシーンが一切ない謎キャラ。

などなど、どいつもこいつも個性的です。

 

ところで、この「横浜大戦争」

今後いろいろな展開が想像できますね。

例えば映画化。CGを駆使した

神様バトルシーンとかすごいの出来そう。

また、続編展開も多様にいける。

・時代軸では「大江戸編」「未来編」

・エリアでは「神奈川サミット」「緑区併合?」

・スピンオフでは「青葉の通学」「港北の悩み」

などなど。

 

どんな続編が出るか?楽しみです。