五井野博士が勝海舟役に挑戦!
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平成世直し劇第4弾「幕末早慶戦!大隈重信と福沢諭吉」公演が9月3日(土)・4日(日)の2日間日比谷公会堂において開催される。
これは、2年に1回行われているもので政治家を中心に経済界やベンチャー企業家、学生など総勢170名が出演し、新しい日本を作るために政治改革と早稲田大学を創った大隈重信、慶応義塾大学を創った福沢諭吉の日本の教育に賭ける志をテーマにしている。
劇中、勝海舟役で特別出演するのが秋田の皆さんにはゴッホの日本文字の解読でおなじみの五井野正博士だ。
博士はサンフランシスコで行われる第9回アルメニア医学シンポジウムで講演するため平成17年7月1日成田を出発、一路サンフランシスコへと入った。あおぽ編集部も取材のため同行した。
医学シンポジウムでの講演終了後、勝海舟に扮した博士は、かつて海舟が咸臨丸でサンフランシスコに上陸した歴史の地で現地撮影に挑んだ。
勝海舟とは・・・ 咸臨丸とは・・・
江戸本所に生まれた勝海舟は、蘭学を学び、薩摩(鹿児島県)藩主のもとで、翻訳の代筆をしながら老中の阿部政弘によって翻訳係りに就任した。
その後、長崎でオランダ人から航海術などを学び外国のすばらしさを知り、1860年、幕末軍艦「咸臨丸」の船将として、福沢諭吉や中浜万次郎とともに浦賀から咸臨丸に乗り込み日本人で初めて太平洋を渡った。
37日間の苦難の航海を終えサンフランシスコ湾に入り、上陸した一行は市民から連日大歓迎を受けた。
咸臨丸一行の目的はペリー浦賀来航を受けて、日米修好通商条約の批准である日本人初の大平洋横断である。
また、勝海舟は日本国内の内乱によって江戸の町が崩壊するのを止める事に西郷隆盛と差しで話し合い、結局江戸城無血開城となった。その他数々の功績を残している。
咸臨丸乗組員の墓に墓参り
厳しい航海で衰弱した富蔵、峯吉の2人の水夫はサンフランシスコ到着後まもなく病死。 出航後病死した源之助と3人は当地で厚く葬られた。現在、サンフランシスコの郊外のコルマ市の日本人墓地に眠っている。
勝海舟に扮した五井野博士はさっそく墓参りをした。
寄航記念碑
サンフランシスコ西の端、太平洋を見下ろす一角、リンカーンパークに大阪市が寄贈した咸臨丸のサンフランシスコ入港100年の記念碑がある。
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■寄航記念碑の前に立つ勝海舟(五井野博士)
美しき海と丘と太陽の街
サンフランシスコは3方が水に囲まれ、街中は情緒溢れるケーブルカーが走り、世界でも有名な観光都市でありながら商業都市としての顔を持ち、魅力がたっぷり詰まった見どころいっぱいの美しい都市である。
気候は温暖、夏はアラスカ海流(寒流)がサンフランシスコ湾に入るため、夏は涼しく冬暖かいと言われている。また、サンフランシスコは美しく彩られた急勾配の坂道が多い。 特にロシアン・ヒルには世界で一番曲がりくねった坂道と言われるロンバート・ストリートがある。
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■サンフランシスコの中心街
ゴールデンゲート・ブリッジ
サンフランシスコの象徴といえばやはり青空とのコントラストが美しいゴールデンゲート・ブリッジを思い浮かべる人が圧倒的だ。
全長2789mもある赤い橋は晴れた日は鮮やかに輝き、雨の日は洗い立ての車のようにピカピカ光り眩しい位だという。
この橋はサンフランシスコへの重要な橋であり、ベイエリアのなくてはならない動脈になっている。
通行料はサンフランシスコに入る際にのみ支払えばいいようだ。
日本人街・ジャパン・タウン
日本の文化を紹介するために建てられたジャパン・センターを中心としたエリア。季節ごとに行われる祭りは大規模で特に4月に行われる桜祭りはすばらしいという。センターの中には日本食専門店も軒を連ね、日本が懐かしい、日本食を食べたいという人には必要な場所だ。
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■日本の文化を紹介するジャパン・センター内 ■ジャパン・タウン街
フィッシャーマンズ・ワーフ
サンフランシスコを代表する観光地と言えばフィッシャーマンズ・ワーフだ。
爽やかな海風に吹かれて活気溢れる埠頭を歩くとフッと目に入るのがフィッシャーマンズ・ワーフの屋台群だ。
ここでは太平洋で捕れた魚介類が豊富に水揚げされるため、クラムチャウダーなどを味わえるシーフードレストランや屋台、お土産店などがたくさん軒を連ねているのだ。
ケースの中にはボイルした海老やカニなどが並んでいる。近隣にはホテルも多いので、アクセスも便利。他のエリアと比べると決して洗練された雰囲気ではないが、シーフードの好きな人にとっては一度は訪れたい魅力たっぷりの場所だ。
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■フィッシャーマンズ・ワーフの目印 ■観光客にカニをすすめるご主人
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