乳幼児揺さぶられ症候群とは|症状・予防法・正しい対応を医学的に解説 | Aonote-アオノート-|ダウン症・PVL・超低体重児Aoの成長記録

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ダウン症・PVL・超低体重児として生まれたAoの成長記。日々の喜びや工夫、支援制度の活用など。誰かの勇気になれますように…。

👶 NICU退院指導で学んだ「乳幼児揺さぶられ症候群」の真実

こんにちは、Aoパパです👋

前回は心肺蘇生法について書きましたが、今回は同じく退院指導で学んだ「乳幼児揺さぶられ症候群」について詳しくお話ししたいと思います。

正直に言うと、「泣き止まないからといって揺さぶってはいけない」ということは頭では分かっていました。でも、DVDを観ながらAoを抱っこしていると、育児の現実の厳しさも同時に感じて...😔 知識として知っていることと、実際の育児は別物だと痛感しました。

退院指導の話⤵️

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私たちの自己紹介⤵️

 

 

 

🏥 はじめに:NICU退院指導で学んだ、命を守る大切なこと

📺 DVDで向き合った現実

NICU(新生児集中治療室)での退院指導では、様々な安全管理について学びます。その中でも特に印象深かったのが「乳幼児揺さぶられ症候群」のDVDでした📺

約3000gまで成長したAoを腕に抱きながら観ていると、この小さな体がいかに繊細で、私たち親の行動一つで大きな影響を受けてしまう可能性があることを強く実感しました。

💭 「分かっているけれど...」という親の葛藤

DVDの中で紹介された具体例は、決して他人事ではありませんでした。「父親が泣き止まない赤ちゃんを泣き止ませるために激しく揺らした。驚かせて泣き止まそうとした。」

この事例を聞いて、「イライラする気持ちは分かる」と思ってしまった自分がいました😰

夜泣きや長時間の泣きで精神的に追い詰められた経験がある親なら、誰もがこの父親の気持ちを理解できるのではないでしょうか。

💡 大切な気づき
「絶対にやってはいけない」と分かっていても、育児の現実では親も人間。完璧ではありません。だからこそ、正しい知識を持って、適切な対処法を身につけることが重要なのだと感じました。

⚠️ なぜ揺さぶってはいけないの?その危険性

👶 赤ちゃんの体の特徴を知ろう

まず、なぜ乳幼児が揺さぶりに弱いのかを理解することが大切です。DVDで学んだ赤ちゃんの体の特徴をご紹介します:

🧠 乳幼児の身体的特徴

  • 頭が大きくて重い:体重に対する頭の重さの割合が大人より大きい
  • 首の筋肉が未熟:重い頭を支える筋力がまだ十分に発達していない
  • 脳と頭蓋骨の間に「余白」が多い:脳が頭蓋骨の中で動きやすい状態
  • 毛細血管が細くて弱い:ちょっとした衝撃でも損傷しやすい

Aoの小さな頭を見ながらこの説明を聞いていると、本当に繊細な存在なんだということが実感できました😢

💥 揺さぶられたときに起こること

赤ちゃんが激しく揺さぶられると、以下のようなメカニズムで脳に深刻なダメージが生じます:

🚨 揺さぶりによる脳損傷のメカニズム

  1. 脳が頭蓋骨の中で激しく動く
  2. 脳と頭蓋骨をつなぐ毛細血管が引きちぎられる
  3. 脳内出血や脳の腫れが起こる
  4. 重篤な後遺症が残る可能性がある

⚠️ 引き起こされる可能性のある症状
• 脳損傷(運動障害、知的障害)
• 視覚障害(失明を含む)
• 聴覚障害
• 発達の遅れ
• 最悪の場合、命に関わることも

これらの症状は、一時的なものではなく一生涯にわたって影響する可能性があります。「ちょっと揺さぶっただけ」では済まない、本当に深刻な問題なのです。

😤 泣き止まない時、どうすればいい?具体的な対処法

✅ まずは基本的な確認から

赤ちゃんが泣き止まない時は、まず以下の基本的な原因を一つずつ確認していきましょう:

🔍 赤ちゃんが泣く原因チェックリスト

  • 🍼 お腹が空いていないか → 最後の授乳から時間は経っている?
  • 👕 おむつが汚れていないか → うんち・おしっこのチェック
  • 🌡️ 暑い・寒いなどの不快感はないか → 室温や着せすぎ・着せなさすぎ
  • 😴 眠いのに眠れないでいないか → 環境が明るすぎる・うるさすぎる
  • 🤱 抱っこを求めていないか → 優しく声をかけながら抱っこ

DVDでも強調されていましたが、これらの確認を焦らずに一つずつ行うことが大切です。Aoのお世話をしていても、最初は何が原因か分からないことが多いですが、だんだんパターンが見えてきます😊

🛡️ 究極の対処法:「安全な場所に置いて一息つく」

そして、DVDで最も重要だと感じた対処法がこちらです:

💪 それでも泣き止まない時の対処法

「一度赤ちゃんを安全な場所(ベビーベッドなど)に置いて、自分が一息つく」

  • 赤ちゃんを安全な場所に寝かせる
  • 部屋を出て、深呼吸をする
  • 水を飲んだり、音楽を聞いたりしてリラックス
  • 家族や友人に電話して話を聞いてもらう
  • 落ち着いてから再び赤ちゃんのもとへ

これを聞いた時、「え、泣いている赤ちゃんを置いて行っちゃうの?」と最初は思いました。でも、親が精神的に追い詰められて取り返しのつかない行動を取ってしまうリスクを考えると、この対処法は本当に重要だと理解できました。

💡 覚えておきたいポイント
数分間泣き続けても、赤ちゃんに害はありません。でも、親がイライラして揺さぶってしまったら、取り返しのつかないことになります。「一時的に離れる勇気」も、立派な育児スキルです✨

💙 まとめ:完璧な親でなくても、大切な命を守るために

🤝 育児の現実と向き合う

乳幼児揺さぶられ症候群のリスクは、理論として知っていても、育児の現実の中では本当に難しい問題だと感じています😔

夜中の授乳、長時間の夜泣き、睡眠不足...。親も人間です。イライラしたり、「なんで泣き止んでくれないの?」と思ってしまうことは、決して珍しいことではありません。

💪 知識と準備で命を守る

でも、Aoを抱きしめながらこのDVDを観て、改めて強く感じたのは「この子を守るのは私たちなんだ」という責任と決意でした。

🌟 同じように悩む親御さんへ

完璧な親でなくても大丈夫です。大切なのは、正しい知識を持って、いざという時に適切な行動を取れること✨

そして、一人で抱え込まず、家族や友人、地域のサポートを頼ること。みんなで子どもの命を守っていきましょう💙

Aoと家族の安全な毎日のために、これからも学び続けていきます!

📞 困った時の相談窓口
• 自治体の子育て相談窓口
• かかりつけ小児科
• 地域の保健師さん
• 子育て支援センター
一人で悩まず、いつでも相談してくださいね😊

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙏 次回は、Aoパパが初めてAoを沐浴させた体験を書く予定です。お楽しみに!

※この記事は個人の体験と学習内容に基づいています。育児で困った時は、専門家や相談窓口をご利用ください。