【ダウン症児の就学】支援学校か公立小学校か。現役教師に聞いたリアルな学校選びの話
こんにちは、Aoパパです。
ダウン症と複数の合併症を持つ息子、Ao。
漠然と「この子の将来は支援学校なのだろう」と考えていた私。
そんな中、街で偶然再会したのは、支援学校に勤める知り合いの先生でした。
これはチャンスかもしれない。
立ち話の短い時間、私は思い切って、ずっと心の中にあった質問をぶつけてみました。
私たちのこと⤵️
ブログには制度の解説など詳細を書いています⤵️
ダウン症の子は小学校で普通級・支援級・支援学校のどこに行く?就学先の決め方
⚠️ この記事について
この記事でお伝えするのは、あくまで私が住む市町村での話であり、一人の先生の意見です。
地域や自治体によって状況は異なりますので、参考情報としてお読みください。
街での偶然の出会いが、息子の将来を照らした日
ずっと連絡が取れなかった支援学校の先生
知り合いが支援学校で働いているのを知っていたのですが、なかなか連絡が取れずにいました。
Aoの就学について相談したいことがあったのですが、なかなか機会がなく。
そんなある日、街で偶然その先生とばったり会ったのです。
立ち話の短い時間でしたが、思い切ってずっと心の中にあった質問をぶつけてみることにしました。
単刀直直な質問「どんな子が支援学校に来るんですか?」
漠然とした不安を言葉にしてみる
「支援学校にいるようなダウン症の子って、どんな重さなの?」
単刀直入に聞いてみました。
先生は「どういうこと?」という表情だったので、さらに具体的に質問を続けました。
「PVLがあって、心室中隔欠損症で、超低体重出生児だから今は酸素の医療ケアが必要で、片耳が難聴の可能性が高くて。ダウン症にどんな状態がプラスされたら支援学校なの?」
返ってきた答えは「明確な基準はない」
返ってきた答えは、「本当に個人差だから一概に言えないな」という、ある意味肩透かしなものでした。
まあそれは知っているんだけど、と思いつつも、そこから少し情報をくれました。
就学先を決めるのは誰?先生が教えてくれた「リアルな基準」
就学時健康診断と家庭の意向
「確かに不安になると思うけど、正直就学時健康診断を受けてそこで相談して決まる感じ。具体的にどんな状態や症状かっていう明確な基準はないんだよね」
さらに続けて、「家庭の状況で『支援学校に預けたい』って言う人もいるし、『地域の学校で普通に過ごしてほしい』って思って公立小学校に進む人もいる」とのこと。
就学先を決める要素
- 就学時健康診断での相談が大きな判断材料
- 障がいの種類や重さだけで機械的に決まるわけではない
- 家庭の状況や両親・本人の意向が非常に重視される
- 医療的ケアがあっても、看護師派遣制度を利用して地域の小学校に通う子もいる
- 身体障害があっても公立小学校で頑張っている子もいる
つまり、両親と本人の意向次第という部分もあるということです。
「この症状だから支援学校」と決まるのではなく、最終的には「どういう環境で学ばせたいか」という家族の選択が尊重される部分が大きいのです。
私の心を揺さぶった、先生の忘れられない一言
「支援学校一択」と思っていた私
余計に迷うなと思いましたが、このあとの言葉が「Aoは支援学校に行かせて専門的な支援を受けよう」と思っていた私を、「公立小学校でもいいかも」と思わせるきっかけになりました。
心の成長の大きさは計り知れない
先生の言葉は、私の固定観念を根底から覆すものでした。
先生からのアドバイス
「たくさんの同級生に囲まれて生活することは、心身の成長にとってすごくいい影響があると思うよ。支援学校は人数が少ないし、症状が重い子は喋れなかったり動けなかったりするから、一緒に遊んだりする機会も正直多いとは言えない。
公立小学校に行ったら周りに迷惑をかけるかもしれないとか、心無い言葉をかけられるかもしれないとか思うかもしれないけど、それよりも心の成長の大きさは計り知れないくらいすごい。
それに、どうせ社会に出たら理解のない人たちと生活しなきゃいけないし、中学校や高校に上がるタイミングで支援学校に入ったり、年度途中で支援学校に転籍することもかなり厳しいけど可能性はゼロじゃない。公立小学校に通えるチャンスがあるなら、そっちを選ぶのもいいと思うよ」
NICUでの息子の姿と、先生の言葉が繋がった瞬間
刺激の偏った環境の影響
それを聞いてハッとしました。
AoがNICUに入院中は、本当に表情が乏しい上に、反り返りや泣きわめきが頻発していました。
この子をこのまま家で引き取ったらどれだけ苦労するだろう、と悩んでいました。
でも、実際に家で生活してみたら、日に日に明らかに表情は明るく柔らかくなるし、反り返りや泣きわめきはあるけど、穏やかな時間を過ごせることが明らかに増えているのが実感としてあります。
主治医の言葉が腑に落ちた
主治医も「NICUは社会性や心の成長に最悪の場所」と言っていたくらい、刺激の偏った場所は成長によくないんだなと思わされました。
子どもにとって、多様な刺激と人との関わりがいかに大切か。
先生の話は、まさにそのことを教えてくれたのです。
環境が子どもに与える影響
同じ子どもでも、環境が変わるだけで表情や反応が大きく変わることがあります。
多様な人との関わりや刺激は、子どもの心の成長に大きな影響を与えます。
まとめ:開かれた未来への扉
価値のある立ち話
結局、そこら辺の話をしているうちに時間になって「じゃあまた」って別れましたが、すごく勉強になるいい時間でした。
あとでLINEでもしてAoの写真とともに礼を言っておこうと思います。
どちらが良い悪いではない
もちろん、支援学校の専門的な支援の素晴らしさも知っています。
どちらが良い悪いという話ではありません。
ただ、「支援学校しかない」と思い込んでいた私に、「公立小学校で挑戦する」という新しい扉を開けてくれました。
まだ時間はたっぷりあります。
息子の成長を一番近くで見守りながら、彼にとって最良の道は何か、家族でゆっくり考えていこう。
そう前向きに思えた、忘れられない一日になりました。
選択肢は一つじゃない
障がいがあるからといって、進路が自動的に決まるわけではありません。
子どもの成長、家庭の状況、そして親の願い。
様々な要素を考慮しながら、その子にとって最良の選択を探していく。
それが就学先選びなのだと学びました。
同じように悩む親御さんにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※就学先の選択については、お住まいの自治体や学校、お子さんの状況によって異なります。詳しくはお住まいの教育委員会や学校にご相談ください。




