先日水曜、仕事を1時間早く上がらせてもらって、東銀座駅周辺のギャラリー巡り。
今回行った3ヶ所は、いずれも充実の内容だった。それほど大きくないギャラリーばかりだったし、1ヶ所30分もあれば余裕で廻れるかと思ったら、結構ギリだった(^^;)
まずは飯田美術の「森 天飛 展 -夢想する女-」へ。
森天飛さんの作品はグループ展で2度程観ているが、個展は初めて。とても見応えありました!
今回の展示のメインとなってる「夢想する女」は圧巻。
細部まで緻密に描かれたこの作品、一見静かな画面だけど、躍動感も感じさせる。静かな躍動。森さんの作品は、そんな内なるエネルギーを感じさせる作品が多いかもしれない。
また、この作品には奥行きが感じられるが、描かれてるモチーフ(近づいて見なければ気づかない、幼虫や蛹、虫喰いの葉なども描かれている)から、生命、生長あるいは進化、そして連鎖など、内容的にも深みを感じる。
↑コレはなんか、ざわざわするね~(^^;)
(反射してうまく取れなかったので。購入した冊子より)
余談だけど、女性でも骨や筋肉や筋などがしっかり浮かび上がる、こういうメリハリのある体型のモデルさんならクロッキーしてみたいなぁ(笑)
そして、ギャラリー銀座で「村上ゆたか猫の水彩画展(滲んでます)」を観る。
水彩画なので、おそらくかなり少ない手数で描かれているのだと思う。でもそこにいるいる猫たちの存在感!
表情や仕草、そして滲みで描かれた毛並みなどが非常にリアル。
また、猫あるあるな感じが見事に表現されていて、観てて思わず微笑んでしまう。
昭和ノスタルジーな味わいあるモチーフと共に描かれた猫のカレンダーを購入。
生成りのマットな紙にプリントされていて、とてもいい感じ(^^)
普段あまりサインはされてないようだが、うちの先生からの指令でサインを頂く(笑)。私も便乗~っ
18日まで。猫好きな方は是非♪
そして、ツイッターでたまたま流れてきて気になってた、石に動物を描かれているAkie Nakataさんの作品を観に靖山画廊へ。
残念ながら撮影NGだったのだが、元が石とは思えないほどリアル!
100点ほどの猫やフクロウを主とした様々な動物や、蛙、タコやアンコウなどの生物が並んでいるが、ネットで観て想像してたよりも小さかった。
虫眼鏡を借りて、観る。ルーペを通すと、そこにいる動物がよりリアルに浮かび上がる。なんか楽しい(笑)、動物観察みたいで。
細部まで描き込まれ、毛などの質感も豊かに表現されていた。目も生き生きと輝き、こちらを見ている(^^)
残念ながらご本人はいらっしゃらなかったが、作家さんいたら訊こうと思ってたことを、画廊の方に訊いてみた。「石を見た瞬間に動物の姿が浮かぶんですか?」と。
作品になってる動物たちは、石の段階で既に「石に見えない」そうだ。
展覧会はなるべく会期中にアップしようと思ってるんだけど、森天飛さん、Akie Nakataさんのは既に終わっちゃったわ(^^;)
あと、結局行き損ねちゃったのも2〜3あるしね。
まさに“芸術の秋”って感じで、秋は展覧会が集中する;