2023年に開催された「いい人すぎるよ展」を、本にしたそうです。
100人の「いい人」がイラスト付きで紹介されています。
作者の明円卓(みょうえん すぐる)さんは、「友達がやってるカフェ/バー」を手がけた人だと知り、納得。
目の付け所というか、今風のゆるふわ感がおんなじ。
世知辛い世の中といえども一定数は、こういう人がいて、「すぎる」とまではいわないけど、出会うとなんだかほっこりしてしまう。
というか、ちょっと気弱な感じの生真面目さに、万人が好感を持ってしまう人々。
でもって、ある意味、自分に都合の「いい人」でもあるんだよね。
コラムでも述べられているように、「いい人」と
「やだなー」は裏表の関係です。
「やだなー」と思う場面があるからこそ、「いい人」が生まれるんでしょうね。
ちなみに表紙の人は、
ですが、関西のおばちゃんなら、フツーやと思います。
いい人№87
落ちてる手袋が見つかるように、ガードレールに乗せてあげる人
なんて、うちの近所では日常茶飯事目にします。
他にも「№12 飛び出しているイスを全部戻してから退出する」とか、「№81 雨の日に人とすれ違う時に傘をちっちゃくする人」とか、「№93 ドアを開け続けてくれる人」
とか、
「№85 バスを降りる時「ありがとうございました」を伝える人」などもフツーに目にするので、常識の範囲だと思っていました。
そうか、みんな、いい人やったんや。
そして、そこにプラスされるのが、
いい人№1
オンラインMTG(ミーティング)で
1人でも画面ONの人
とか
いい人№99
Siriに敬語で話しかける人
の現代ならではのいい人に
いい人№64
ミンティアを3粒くれる人
思わず、くすっとしてしまう人が追加され、和ませてくれます。
ちょっとした思いやりで、「いい人」認定されちゃう世の中って、平和で悪くないですね。