設備56 ボディドクターのベッドマット到着&引越し前の荷造りサービス。 | あおきみさんの ここちいい家づくり 

あおきみさんの ここちいい家づくり 

50代夫婦が自然素材で小さな家を建てました。
そのいきさつを書籍化した「あおきみさんち、家を買う。」(2016年)の続編として、
本に入れ込めなかった当時の設備探し&もろもろを、またここで綴っていきます。

クッタクタで寝ても、冷えとりをしてるからか、気が張ってるのか、朝起きると、けっこう元気に動ける。また少し毛布など洗って干す。

車がないので、掃除機とともにタクシーで新居へ。仕事に行ったくにぞうは、昼頃に帰れる日なので、また少し手みやげのお菓子と、この間の教訓で、サンドイッチなどを買ってきてもらう。私は宅急便待ちで、外に出られないので。


くにぞう、新居に着き、ヒノキクラフトさんの家具達を見て感激していた。しかし、台所のすきま……。

また外構のお兄さん達がいらしたので、念のため「今日、冷蔵庫がくるんですけど、もしかして入らなかったら、こっちの窓から12時〜14時頃くらいに入れられますか?」と聞いておく。

ちょうど窓の下に、1段だけある小上がり的な場所にコンクリートが入っていた(これまた盲点! ちょうど流し込んだところだったら、ここから入れられない!)。

 

「もう人が踏むくらいだったら、いちおう踏んでも大丈夫だと思います。重い家電を置いたりしなければ」とのこと。


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冷蔵庫とレンジ到着! 心配したけど搬入の方はプロで、玄関の階段のほうから、さーっと入る。おふたりで「はい、いったん置くよー。少し(角度)ふりまーす」とか、かっこいい。お見事! 冷蔵庫、やっぱりきれい!(パナソニック)

レンジも設置。ボタンの色がガチャガチャしてると思ってたけど、置くと、なんかもう気にならなくなる。

焼きあがった陶器の表札も届く。布団も到着。丸洗いできるので買ってみた「スザキーズ」の掛け布団を出してみる。ふわふわなので、まだマットはないけど、ベッドの上に敷いて&掛けて、つい寝てみる。軽くてあったかい〜。ふたりで「このまま寝ちゃいそうだー」とか言いながら。


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恒例の、2階の私の部屋でのサンドイッチ。この狭い部屋、すごい落ち着くわ……。それから私があれこれ用事する間に、くにぞうに掃除機がけと、軽く拭き掃除をしといてもらうことに。

外構の様子を見にいくと、家の裏の細い地面に、五色の砂利が入るところ。たしかに五色……。「大小混ぜといたよ」とのこと。外構の棟梁さんも、とてもいい感じの方だった。

ちょうどお隣の方に会ったので、「工事が遅れてて、今は風呂の窓が透明なんですけど、中からきっちり塞ぎますし、そのうちビシッと全体を塀で囲うので」という旨をお伝えする。「うちは全然いいわよ」と言ってくださると、本当に嬉しい。



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そのうち、くにぞうは仕事へ(予備校で、校舎によって朝早くとか、夜遅くとか、授業の時間がまちまち)。

同じ時間に指定したのに、遅れてマットレスが到着。いろいろ調べたあげく、「ボディドクター」というのにした。ある家具屋さんで知り、寝心地もすごくいいし、中に天然ゴムが使われてるのがよくて選んだもの。3つ折りにたたんであるので、私でもなんとか運べる。重いけど、持ってゆっくりと階段を上がり、ベッドに敷いてみる。やはり良い感じだ〜。


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カーテンが全部間に合わないので、手持ちの布をまたいくつか掛け、タクシーを呼んで掃除機とともに帰宅。

マンションで、ごろんと横になって疲れを取る。「マンションのほうが、ドアを閉めてしまえば、やっぱり気楽だなー」なんて考え、ぼーっとしてしまう。

 

家を建てて、今こんなことを思うなんて、と思う。こんな気持ちになる人っていないのだろうか。やったことないので、一軒家という、ちゃんとした場所に入っていく感じがしてしまって(実家はそうだったけど、田舎だから、お隣は、はるか向こうで)。



が、友達のメールで起き上がる。「そうだ、友達もいるし」と関係ないことで、少し明るい気持ちになった。

スーパーで、風呂の目隠しになるようなものを物色。風呂用のアルミシート(保温)と発泡スチロールのバスマットがあった。ちょうどよさそう!

それから無印にカーテン買いに。たくさん買うとカーテンって、ほんと重い! 今日は無印週間なので10%お得。

その重さのまま最寄駅に戻り、さっきスーパーで見たバスマットや、便利な冷凍うどんなども買い、ひっかかえてヨタヨタ帰る。

夜は、豚挽き肉団子の鍋、うどん入り。あとは缶詰とか。鍋の出汁が美味しくて、本当に癒される……。


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ご飯の後で、「あと1日だ」とくにぞう。わかってはいたけど、「ひえー!」と私。「まさか引っ越しする日が来るとはね。1年前は土地も見つかってなかったし、マンションの展示場行ったり、中古住宅も見てたり」と言うので、「ほんとにね」と答える。何度もこういう話をして、しみじみ連帯感を確かめる。

くにぞうも仕事で疲れたと言っていた。

あー、明日もう荷造りサービスの方が来られるが、何ひとつやってない感じだ。もらった段ボールがそのまま置いてあるので、朝早く起きて少しは詰めよう。寝ないと、もう12時半だ。

 

 


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朝。引っ越し業者さんから、女性がふたり来られる。ご挨拶の後、私より年配のお母さんといった感じの方が、台所から始められるよう。ちゃんと手順が決まってるんだろうなあ。もう詰めていいエリアをお教えする。

クイックルのシートを「ほこりがあったら、使ってください」と渡し、笑顔で受け取られたが、たぶんそんなほこりをいちいち取ってたら、終わらないから、ほとんどそのままなのではないかと思われる(見てないけど)。うちは、わりときれいなほうだと思うけど、すごーいほこりのあるおうちだったら、いったいどうなるんだろう。


もうひとりの若い女性が、リーダーさんのようだ。まず処分品を確認し、緑の養生テープに「処分」と書いて貼っていかれる。
 

次にダンボールに書く部屋の番号を決める。
1:小屋裏(3階の物置)

2:2階の大きい部屋(ベッド&くにぞうの部屋)

3:2階の小さい部屋(私)
L:リビング

W:WIC

K :キッチン

など。

どれをどの部屋に持って行ってもらうか、今決めないといけないのだ。なかなかたいへん。「うーん」と迷うと、みな、小屋裏にしてしまったが、入るんかい? と自問自答。でも想像つかないし、考えてる時間はない。

途中で年配の方に「台所で、詰めないで残しておきたいものって、どのあたりでしょうか」と聞かれる。それからもおふたりに「これはどうしますか?」と時々聞かれながら、自分で詰めるものを、くにぞうも私も粛々と詰めて行く。

 

9時から12時過ぎまで、各自で黙々とやる。

 

朝「お昼とか、どうされるんですか?」と聞いておくと、「はい、お昼休憩とらせていただきます」ということだったので、「あの、キリのいいところで、お昼とか、どうぞ……」といちおう声をかけてみる。

そしたら、おふたりの間で「そっちはどうですか」「もうちょっとやってからにします?」とか話され、そのうち休憩に行かれた。


というか、もしかすると車の中でお昼を食べられたのかもしれない。くにぞうによると、車がずっと置いてあったらしいので。家で食べていただいてもよかったけど、逆に気が張るだろうからねえ。

 


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私の隠したいスマップ関係のグッズや、切り抜きファイルは、その昼休みに、上の納戸から、くにぞうにおろしてもらい、がっつり箱に詰める。が、後で箱を新居でバラしてわかったが、引き出しの中とかは全部出して箱詰めなので、山のようなCDとかは目撃されており、もうすっかりバレてたことは確実! まあ、少しは隠せたか。


くにぞうは、お昼に簡単味噌汁とおにぎりなど食べてたが、私はパンと牛乳を、ちょっと口に突っ込みながら、その隠したいものの箱詰めしてたので、あっという間に昼休憩は終わり。

1時間後、戻ってこられて、またみなで粛々と作業。さすがに疲れがたまってきたが、おふたりが、みっちり作業されてるので、おおっぴらに休めない。和室にぺたんと座って、本詰め作業したりした。座るだけで、少し違うので。

時々呼ばれ、「ここは、この梱包でいいですか?」とか「ここ、全部出したので、確認してもらっていいですか?」とか。丁寧だなあ。お人柄もいいので言いやすく、安心できてよかった。

あっという間にいろんなところが空になり、その箱を積み上げる場所も必要なんだけど、ちゃんとノウハウがあるのか、少しだけ通路を確保し、向こうまで行けるようになってたりする。すごいなあ。



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で、16時についに終了!!!!!! うううう、やったー。
最後に玄関で「これ、ほんとに飲み物代くらいしか、入ってないんですけど」とご祝儀をお渡しし、「ほんとに助かりました。ありがとうございました!」とお送りする。段ボールや、ガムテも少し残しておいてもらう。



はあーーーーーーーーーーーーーーー。
とにかく、くたびれた。
ふたりで畳にへたりこんで、あおむけになって喋る。

「しかし、ほんとにすごいお仕事だね」とか、「台所は物の取捨選択で迷いがないから、そっちからまず包むのかなあ」とか、「リーダーの人、若い女性なのにすごい経験あって、しっかりしてるね」とか、「ふたりで、あのスピードで、ほんとテキパキされてるね」とか、ほめまくり。


少し落ち着き、チーズトーストでも食べようとして、「あ!」。平皿を残しておくの忘れた。オールマイティに使えるお皿を、あらかじめ残すべきだったな。まあ、小さめの皿で、はみ出させつつ食べる。

そして段ボールが積み上がりまくった部屋も、記録として撮る。後で見たら、ダンボールの間に座っていた、くにぞうの顔がめっちゃ疲れていた。

 

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その後、くにぞうも、はさみ取ろうとして、引き出し開けたら、空で「あ!」と言っていた。その後も、いろんなところで、「あ!」いつもの習慣ってすごい。

もう夕飯を食べてしまったら、倒れるように寝るであろうということで、先に布団を引いておく。布団類は、明日処分で持って行ってもらうものがほとんど。

布団の処分のことは、あれこれ考えた。引っ越しの日が粗大ゴミの日と合わないから、引っ越し当日に持って行ってもらうしかない。新居から、すぐに粗大ゴミを出すのもイヤだしねえ。こういう時、車があれば、粗大ゴミセンターに自分で運べるんだろうなあ。


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夕方、下の階の方にだけ、そっとご挨拶。引越しの際は、もっと幅広くご挨拶したけど(変わったつくりの低層マンションで、反対側の階段を使う方々には、ほぼ会わなかった)。

 

ご近所さんとは、会えばご挨拶するくらい。あまり近所付き合いができなかったけど、下の階の方だけには、うちの音(大幅に酔った友達の声とか)が響いたかなという時に、「昨日、すいませんでした」と小さいお菓子とともに挨拶したことがあって。あと、うちと同じDM(通販生活)が間違って入ってて、宛名確かめずに開けちゃったのを、同じように謝りに行ったこともあったし。

構造的になんか、このマンションは、上の階の音だけがよく聞こえて、下は人がいるか、いないか、わからないくらい音がしなかった。なので、自分たちの音も聞こえてるだろうなと思って。下の階の方は、とってもいい方で、「そんな〜、音大丈夫ですよ。うちのも聞こえてるんじゃないですか?」なんて言ってくださってたけど。

家って、近所の方を選ぶことはできないのだよね。これって、そうとうなギャンブルだなあ、といつも思う。運を良くしておくしかない。


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そして夜。冷蔵庫、冷凍庫の中身を出して、ダンボールに詰め、ふたりでタクシーで新居の冷蔵庫に運び込む(車がないので、タクシーばかり)。うまくいった〜。冷凍庫も大きい〜。


引越し前は食材をかなり買わないようにして、冷凍庫のものから食べていったけど、間に合わず。でも案外引っ越してからも、すぐ買い物に行けなかったりしたので、小分け冷凍した惣菜など、役にたった。特に、くにぞうがぱっと食べたいと言う時、冷凍しといた玄米おにぎりは貴重だった。

前の引っ越しの時って、ぜーんぶ食べたんだろうか。そうだよね。全部自分で荷造りしたし。すごいなあ。やっぱりもう、この年だと荷造りサービスをお願いして、ほんとによかった。絶対できない……。


くにぞうが新居の2階に上がって、到着したマットを見たい、と言っていたが、明かりをつけないといけず、カーテンが薄いのしかついてないから、すぐ帰った。

そしてマンションに帰って、くにぞうが「表札取らないと!」と。おおお。これも盲点! 



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今晩は、さすがに調理できないので、近くの馴染みの和食屋さんでご飯。何もかもおいしい。しみじみとふたりで話す。「ほんと1年たらずで、よくやったよねえ」「怒濤の1年だったね」とか。

「引っ越しがいい季節(4月末)でよかったよ。寒い時だったら、布団が少ないとか、暖房すぐ出さないととか、いろいろあるから」とくにぞう。

 

私が「一軒家に慣れるかなあ」と言うと、「ま、人間って慣れるからね。うちは、ご近所さんにも恵まれてるほうじゃない?」と言っていたくにぞう。それは、ほんとにそうなんだけど。

マンションに住んだら、きっと自由そうだけど、自分から積極的に付き合わないと孤立していくのかも、というのより、一軒家で、ちゃんとご近所付き合いをしたほうが、年とっていく時にいいんだと思う。
 

そう思って何度も考えて、マンションじゃなくしたこともあるんだけど、やはり心配性だし、外交的でないと、ちょっとビビってしまうね。

「ふたりで行くよ」と言ってくれたくにぞう。心強い。

 

あー、しかし、おいしいものを食べたら、元気になっていた。
おいしいものの力って、すごい。


*****

 

 

帰りにお店の方に「実は、明日引っ越しなんですよ」と話し、お店の前の植栽のこととか、少し聞いてみた。こちらの小さな植栽スペースが、すごく素敵だと前から思ってて。先でもいいとはいえ、自分ちの庭のことをどうしようかと思ったままだったので。担当した方の名刺を、いちおう見せていただいた。


くにぞうはお酒も入ってるし、帰ってからバタンキュー。私は疲れてるけど、記録しておかないと、とこのメモ書き。しかし、もう限界……。寝る。

布団に入ってから、冷蔵庫の電源を抜いておかないといけないのを、はっと思い出し、抜きに行く。


明日6時起きにして、まだ詰められてないものを詰めないと。お風呂のあたりとかも。間に合うかなー。

 

 

 

[そのベッドマット]

 

 

 

 

前にも書いたと思うけど、ベッドマット「Bodydoctor(ボディドクター)」は、厚みが違う種類があって、右のレギュラーは、私たちには少々ふわっとしてて、少し腰にくる感じ。今はふたりとも、左の「フートン5」という薄いほうを使用。でも柔らかいですよ。

 

どっちがいいか、長く試さないとわからず、私はくにぞうが使わないほうにすればいいかな、とか考えたりして、2種類買ってみたのでした。が、しばらく試して、やっぱり私も腰にくる感じがして、薄いほうを買い足し。毎日のことなので、やはり。ちょっとの厚みの差なんだけど。

 

「フートン5」とても気に入ってます。5年たっても、ヘタリも感じないよう。

 

レギュラーのほうは、姪や義母が泊まりに来た時、これを床に直置きで寝てもらったら、「すごくいい」と言ってたので、人それぞれかと。これは急なお客様用に、3つにゆるくたたんで小屋裏に。お客様用の布団はほぼ揃えてないけど、このベッドマットがあれば、あとは布団を分け合ったりして、ひとりくらいなら泊まれるので安心。

 

 

 

下の写真は、荷造り後の台所あたり。とても部屋の全貌はお見せできないけど……。自家製味噌のカメとか、液体の調味料とかも、きちんと入れていただいて安心。スチールの棚やレンジなどは、処分で持って行ってもらうもの。レンジも不燃ゴミ(小型家電)には出せるけど、前日まで使うし、当日持って行ってもらえるのはすごく助かった。

 

 

 

 

[今日のひとこと]

●家電など、大型の物の搬入経路と、外構の進み具合、コンクリートの塗りなど、確かめておくこと。

 

 

あと思いついた、荷造りサービスの日に出しておいたほうがいいもの。
●業者さんが持ってきてくれる場合は別として、ゴミ袋、ガムテープ、はさみ(ひとつじゃなくて、家のあちこちにあったほうが便利)。ペットボトルのお茶(台所の梱包中は床に広がってて、入れない!)。

●マンションに残していく書類

たとえば備え付けのエアコンの説明書とか、事前に出してまとめておくこと。箱に入ったら、もうどこか絶対にわからない。

●自転車の鍵

途中で気がついて出しておいた。セーフ!

こういうリストも、ネット見ればあったのかな?

 

 

そして元の家の写真を撮るなら、こういう荷造りの前でないと、もう撮れない。

 

 

 

 

 

●ちなみに、2016年に取材にきていただいたWEB「100%LIFE」で、家の中が見れます。

(レンズの関係で、本棚とか、やや伸びて写ってるものも)

タイトル:「自然素材にこだわり抜いた本質的な暮らしの贅沢」

 

『あおきみさんち、家を買う』の中にも、家の写真あります。

 

 

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