WISH 50 | ひよこバッチの大宮さん

ひよこバッチの大宮さん

嵐の大宮さんの小説を読むのが楽しくて、私にもできるかしらと始めてみました。

アメンバー申請していただけるかたへ
20才以上の女性
プロフ画像が設定されている方
必ずメッセージを添えてください。
よろしくおねがいします。

6年生を送り出し、僕も

山風小学校を異動することになった。


斗真くんの卒業を見送ることが

できなかったのは残念だった。


荷物を片付けていると、

「二宮先生、何かお手伝いすること

ありますか?」


今年度、僕が指導担当だった先生。


「ありがとうございます。

もう、終わりましたから。」


先生が次に言うことは

聞かないほうがいいと思ったから

職員室をでた。



まあくんに荷物があるから車だしてとお願いしてた。

約束の時間まで、校内を一人で歩くとたくさんの思い出がよみがえる。


毎年、PTA競技に参加する大野さん

素敵だったな。

参観も、斗真くんの担任じゃなくなってからも廊下から少しの間、僕の授業を観てくれてたから「あのかっこいい人は誰のお父さん?」なんて女の子たちが話してたな。


携帯が振るえて"着いたよ"と

メッセージが届いた。


なんで?



職員室に戻って、荷物をまとめて

早く会いたくて

待ち合わせの駐車場に走っていった。