WISH 39 | ひよこバッチの大宮さん

ひよこバッチの大宮さん

嵐の大宮さんの小説を読むのが楽しくて、私にもできるかしらと始めてみました。

アメンバー申請していただけるかたへ
20才以上の女性
プロフ画像が設定されている方
必ずメッセージを添えてください。
よろしくおねがいします。

斗真を迎えに行って


「さあ、晩飯何にしようか?」


「ぼく、ピザがいいな。」


「仕事休みの日なのに?

何か作るよ。」


「コマーシャルでおいしそうって

見たんだ。今晩食べたい!」


「そうか、じゃあ帰ってピザ頼むか。」


「僕が電話するよ。」



和さんの言ったとおりに

僕うまく答えれたよね。


「僕が先だよ!」


手を洗って、うがいして

リビングの電気をつけると

和さんが笑ってた。


二人でクラッカーを準備して…




びっくりした。


斗真のあとに手洗いうがいをして

部屋に荷物をおいて

リビングのドアを開けたら…


「お誕生日おめでとう!!」✕2


「えっ…あ、ありがとう。」


「大成功だね。」


「大〜成〜功〜!」



飾りつけられた室内、

セッティングされたテーブル。


「大野さん、どうぞ座ってください。すいません、大野さんが不在なのに

キッチン使わせてもらって。」


「いや、ありがとうございます。

そっか、俺、今日誕生日だったわ。」


「ふっふ、忘れてました?」


「忘れてた。

母ちゃんに言わなくちゃ。」


「母ちゃん?」


「一緒に来て。」


仏壇の前に座る。


「母ちゃん、いつも産んでくて

ありがとう。

誕生日、今年は斗真と和さんが

祝ってくれるよ。」


背筋を伸ばして線香をつける、

手を合わせる美しい所作に

見惚れてた。


誕生日は産んでくれた

母親に感謝するんだね。

僕も次からは母さんに

産んでくれてありがとうって言おう。



一緒に手を合わせる。



後ろを振り返ると

目を閉じて、白い手を合わせる

和さん。


「和さんありがとう。」


にこっと笑ってくれた。


父ちゃん、母ちゃん、

姉ちゃん、義兄さん。

俺の家族だよ。

いつまでも3人でいれるよう

見守っててくれ。