とまどいながら 6 | ひよこバッチの大宮さん

ひよこバッチの大宮さん

嵐の大宮さんの小説を読むのが楽しくて、私にもできるかしらと始めてみました。

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「和也様はたしかに智様のことさとって呼んでいましたよ。」

「もう、翔くん。21時すぎたよ。」

「すぐには、切り替えられないよ、智くん。

和也様、21時~7時までは僕らは幼なじみにもどるんです。」





「じゃあ、僕とはずっと、幼なじみでいてください。僕は居候の身ですから。」

「そうは、いかないよ。大野様がお預かりしたからには智くんと潤と同様に接しないと。」

「じゃあ、幼なじみの時間はなんて呼べば?」

「俺のことは翔で。智くん、潤、相葉ちゃんって呼んでいるよ。」

「ここにいたんだ、兄さん。」



「潤、相葉ちゃん。ごめん、寝てた。」

「だとおもったから先に食べたよ。かずくんの歓迎会だったのに。」


「かずくんはいつからピアノ弾いてるの?」

「母さんがピアノを教えていたから気づいたら弾いてました。」

「何となく覚えてる。かずくんのお母さんがピアノ弾いて、大野様とかずくんのお父さんがバイオリンをひいていた。」

「父さんがバイオリン!初めての聞いたよ。」

「二宮家でしか弾いてなかったよ。」


「あのぉ、智さんの覚えてないって?」

「俺事故にあって、1年寝たきりだったんだ、目が覚めたらほとんど忘れてた。」

「かずくんのお父さんと同じ頃に事故にあったんです。そこから二宮家に行くことがなくなったんですよ。」