シンガポールでは、結構多くの人がレクリエーションもしくは競技として様々なスポーツに取り組んでいるようです。
例えばサッカー、クリケット、ラグビー、水泳、バドミントン、バスケットボールや卓球がよく楽しまれているスポーツとして挙げられます。多くの人が住む公共集合住宅(HDB)には大抵フットサルやバスケットボールのコート等の施設が付属していますし、島内いたるところにバドミントン/スカッシュ/卓球/テニス/バレーボール コート、体操場、プール等がある総合スポーツセンターがありますので、運動をする場所に困る事は殆どありません。
ジョギングや太極拳も一般の人がよく行う運動の1つです。
シンガポールは周囲を海に囲まれている事もあって、セーリング、カヤックや水上スキーといった水中/水上競技も人気があります。また、南方の島(プラウハントゥ)にある珊瑚礁にてスキューバダイビングを楽しむ人もいるようです。
シンガポールがスポーツ大国と呼ばれる事はありませんが、東南アジア大会や国際大会にて一定以上の成果を残す事は決して少なくないと言えます。特に卓球、バドミントン、セパタクロー(足のバレーボール)、ボウリング、セーリング、シラット(東南アジアの伝統武術)、水泳や水球ではよく上位に名を連ねています。
オリンピックでは殆どその名を聞かないシンガポールではありますがウェイトリフティング(1960年)と卓球(2008年)の2種目にて銀メダルを計2つ獲得した事があり、この他にも卓球で3回4位入賞を果たしています。
アジア域内で4年に一度行われるアジア競技大会では、2002年に5つの金、2つの銀、そして10の銅メダルを獲得しています。
スポーツ観戦という意味においては、サッカーが恐らく最も人気があります。シンガポールにはSリーグと呼ばれる自国内のプロリーグがあります。日本のJリーグをモデルに1996年に発足され、今では10チームが競い合っています。1998年、2004年と2007年には、シンガポール選抜は東南アジア域内で最も有名なサッカーの大会であるタイガーカップにて優勝した事もあります。
シンガポールはかつてマレーシアの大会に参加しており、参加していた1921年から1994年の間に24回の優勝を果たした強豪チームの1つでした。しかし八百長疑惑を持たれた影響から1995年以降はマレーシアの大会に参加しない方針を決定しました。これがきっかけで自国のプロサッカーリーグを結成するという流れだったようです。
同リーグには外国人枠の制限が存在せず、中には完全な外国資本のクラブ、全所属選手が外国人で構成されたクラブも存在します。2003年から加盟した、全選手が中国系の選手で構成された「シンチFC」、2004年に加盟した、Jリーグ・アルビレックス新潟の若手選手や同チームと提携しているJAPANサッカーカレッジの生徒などで選抜されたオール日本人チーム「アルビレックス新潟・シンガポール(アルビレックスS)」、2007年から加盟したオール韓国人チーム「スーパーレッズ」などがその例です。その他のクラブにもアジアだけでなくヨーロッパやアフリカ、南米など世界中の国々から選手が集まっており、人種の坩堝の様相を呈しています。同リーグでは、2009年現在、アルビレックスSの所属選手を含めて 30人以上の日本人選手がプレーしています。色々な国から来た人たちが別け隔てなく同じ事に取り組むというのは、いかにもシンガポールらしい特色です。
(以上、英語及び日本語版ウィキペディアより概要抜粋、加筆)
何らかのサッカーの放送がある日は、近所のバーなどに出向いて酒を飲みつつ大画面に食い入るように観るというのが多くのシンガポールのサッカーファンの楽しみ方のようです。これは日常的にごく普通にみられる光景です。特に今はワールドカップが開催されているわけで、その盛り上がり方はどの国とも遜色ないと思います。
一方、野球の知名度はサッカーと比較すると本当に低いです。
たとえばシンガポール版ヤフーのスポーツ欄の見出しは「バスケットボール」「クリケット」「F1」「ゴルフ」「サッカー」「MotoGP」「その他」という構成ですし、かのイチローの名前ですら、知っている者は少なくとも筆者の知り合いのシンガポール人にはいないという有り様です。野球は米国の国技ですしカリブ一帯や日本、韓国、台湾を含めた東アジアでは人気が高いスポーツですが、シンガポールでは、野球というものはこの世に存在する「らしい」スポーツの1つ、という扱いでしかない気がします。
ちなみに、(やや古い資料ではありますが)以下の図が一部の国のスポーツ人気を比較したものです。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3989a.html
日本は米国の影響を強く受けている為か、米国同様、野球が2位以下を大きく引き離しています。他方ヨーロッパ圏内では、野球は10位以内には入っていません。シンガポールは基本的に英国準拠の国ですし、自然と人気の集まるスポーツも似通うのかも知れませんね。
従って、もしシンガポールでどなたかとスポーツ談義に花を咲かせたいのであれば、野球よりもサッカーについて普段から関心を払っている事をオススメします。








