芦刈と左衛門ノ妻と筋肉痛 | 能役者青木健一のお稽古日記。

能役者青木健一のお稽古日記。

能役者、観世流青木健一(梅若研能会所属)の日々の活動や能に対する想いを記すお稽古日記。

父一郎からの教え、芸大在学時の先生方からの芸談等を更新。

通盛 まだまだ修行が足りません… (><;)


昨日は梅若研能会9月定例公演でした。僕は能「芦刈」のツレ(左衛門ノ妻)のお役を頂いておりました。この役は座っている時間が長いんです。座ると言っても椅子ではなくて、床にです!じかです!痛いんです!! ヽ(`Д´)ノ


この写真の様に座ります。





さっ、問題です。左足と右足どちらの方が痺れるのでしょーか?(児玉清さんを真似している博多華丸風に)


左足が乗っているから右足の方とお答えの方、残念。正解は左足です。

理由を聞かれてもわからないのですが…(笑)とにかく痛いんです。


しかし、本当の痛みは公演直後から始まります。


能面を付け視野の狭くなった状態で片膝を立てて座るのは意外とバランス感覚が必要になってきます。なので全身の筋肉を使って座っていることになります。全身の筋肉を1時間ほど常に緊張させていると乳酸が溜まって…

そうです。筋肉痛となります。

昨晩もしっかりストレッチをして塗り薬を付けて寝たんですが、特に背中は今もまだ張っている感覚が残ってますね。


筋肉痛だなんてまだまだ修行が足りませんね (*´Д`)=з


と言っても、普段の稽古から装束を付けさせていただくわけにはいかないので…やはり馴れるしかないのかもしれません (`・ω・´)ゞ