半年に一度「それ」はやってきます…。
芸大時代の先輩や友達に会えるので、一瞬同窓会?と思ってしまいます…。
しかし、そこには観世流の名だたる先生方の厳しい視線があります…。
そうです。今日は「観世流研修会」。
でも~研修会って何? ┐( ̄ヘ ̄)┌ と言う方へご説明を!
能楽師にも階級の様なものが存在します。上から「職分」「準職分」「師範」となってます。大抵のプロを目指す若い能楽師はまず準職分の資格を取らなければいけない事になっています。
半年に一回(6月と12月)行われる研修会を35歳を迎える前に10回出席しなければ準職分の資格は獲得出来ません。
その研修会の内容とは学年によっても違いますが、謡、舞、装束付け等の課題が事前に出され、研修生は会の前までに自分の師匠にお稽古をつけて頂きます。
定められた日時に渋谷・観世能楽堂に集合し、謡と舞は本舞台で、装束付けは楽屋で行われます。以前、謡と舞は一般に公開していたそうですが、諸般の事情により取りやめ。今は観世流ご宗家、ご分家、全国の能楽師と研修生だけに公開されています。
さて、その研修会の何が緊張するかというと、自分の先生の他に、自分の先生以外の先生方もに厳しい目で舞や謡、装束付けを監督して頂く所にあると思います。ご宗家、ご分家、梅若万三郎先生、関東関西の先生方、そして父親。サッカーの「アウエィゲーム」(相手方の国での試合)ってこんな感じなんだろうなぁ~なんて思えてきます。
さて、その先生方の前で、今回僕は仕舞「草子洗小町」と独吟「小督クセ」、お装束付けは「側次(そばつぎ)」をさせていただきました。
今回の研修会は二日間あって、初日に仕舞と謡、二日目にお装束付けと能に関する講義がありました。実技全てがうまくいったとは思いませんが、大過なく終えられたと思います。
ですが…。
実は今回初日の仕舞と謡終了後に能楽堂近くのホテルにて先生方と研修生の「懇親会」が催され、自分も出席させていただきました。(皆さんそこらへんが詳しく知りたいと思うので詳しく書きますね~ (*^ー^)ノ)
と、思いましたが、「かな~~~~り」長くなりそうなので、また明日書きますね~。(ひっぱってます笑)
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青木健一