年内にどうしても書きたかったブログです。
 
 
長いこと私のブログをご覧になっている方は、もしかして覚えていらっしゃるかもしれませんが、親戚が児童養護施設を運営しています。
 
プライベートではそのことをたまに話すので、たまに友人たちが施設に洋服やプレゼントを送ってくれることがあります。
 
 
数年前だったかな。
山城葉子ちゃんが(彼女は幼稚園の先生になりたかったほど、本当に子供が大好きなんです)、この児童養護施設で自分にできることを考えたいと言ってくれていました。
 
お互い出産もあり、ようやく今月実現しました。
 
しかも、たまたまタイミングのあった、友人たちも一緒です。
 
 
一般社団法人MOTHERの小澤あきちゃん、モデルの牧野紗弥ちゃん。
(写真は左からあきちゃん、葉子ちゃん、私。)

 

紗弥ちゃんが茨城までの道のりを往復してくれました。ありがとう!!

 
念のため窓を開けていましたよ。
 
 
ここの施設については、以前のブログから。
 
 
葉子ちゃんは、自分のデザインしている女の子の洋服をたくさん持ってきてくれました。

 

 

 

 

さやちゃんは自分の子供が着なくなった洋服などを中心に。

 
 
今回、全員、強い意志があり、ここに来てくれました。
子供を救いたい
ママを救いたい
そんな思いで、おじにたくさんの質問をしてくれました。
 
友人たちがしてくれた質問のおかげで、養子のことや、子供たちを預かる制度など、私も改めて知ることも多くありました。
みんなに感謝です。
 
 
 
このブログに何度か書いている窓愛園のことですが、今回、思い切って記したいと思います。
少し長くなりますが、読んでいただけると幸いです。
 
 
まず、私が20歳の頃に園のクリスマス会に初めて来て衝撃を受けたのですが・・・
 
当時、私は、小学校受験のための幼児塾で週1.2回講師アシスタントのアルバイトをしていました。
同じ子供であるのに、あまりに違う環境に言葉を失ってしまったのです。
 
お受験の世界ってちょっと特殊だと思いますが、経済的に恵まれていないとなかなか難しい世界で、なので、私が普段接していた子供たちは、そういった意味ではとても恵まれていました。
 
一方、初めて窓愛園で出会った子供たちの中には、タバコの焼き跡がある双子ちゃんがいたのです。
でもその子たちも、笑顔はとびきり可愛くて、私が普段接していた子供たちと瞳は変わらず、健気にお遊戯を披露してくれて、その光景に帰りの電車の中、涙が止まりませんでした。
戦後は「孤児院」と言われた施設ですが、私が20歳の頃でも、孤児は少なく、虐待による保護の子が多かったのです。その現実を知り、学生ながら悲しくて悲しくて、頭から離れませんでした。
 
 
それから、20年以上、毎年とはいきませんでしたが、お洋服を送ったり、友人に呼びかけてきたりしました。
 
 
今回おじから聞いた話だと、今は虐待を受けている子が全国19万人いるとされ、全国の施設で保護されている子達は3、4万人。
 
15万人の子達は、虐待に怯えて生きているのかもしれません。
 
園にいる子達の方が幸せなのかもしれない。
(園の子もほとんどが虐待からの保護です)
なんとも複雑です。
 
 
保育園は、「待機児童」という言葉あります。
入りたいのに入れない、「待機」している親が多いから、望んでいる親が多いから、声が上がります。
 
でも、虐待していても子供を自分の元に置いておく親が多いこともあり、児童養護施設へ入ることを「待機」しているという声はなかなか上がらないのです。
選挙の票にもなかなかなりづらい。児童養護施設を多く作ろう!という声が上がらない。
 
そんな現状があるのです。
 
究極的には、児童養護施設に頼る子供がいなくなる世の中になればいいですが、現実は難しい。
施設の充実と、虐待を起こさないようにする親の救済の両輪が必要です。
 
どうしたいいんだろうか、
そんな話を四人で帰りの車の中でも熱く熱く語りました。
 
 
 
まずは、一歩として、窓愛園に必要なものを送ろうということで、今回、職員さんからの声を聞き、各自が準備を進めてくれました。
 
 
 
 
もし、このブログを読んで、自分にも何か、と思ってくれた方がいらしたら・・・
・自分の身近な場所にある児童養護施設がどこにあるのか調べてみる
・何かプレゼントをしたいと思ったのならば、必要なもの、喜ばれるものが何かを園に直接聞いてみる
ことをお勧めします。
 
震災などの被災地でもそうですが、良かれと思って送ったものが、現地にはたくさんあって置き場所に困ってしまったり、ということもあります。
 
こういったことは、自己満足にならないこともとても大事だと思っています。
 
プロジェクトを立ち上げて、2、3年で撤退してしまうケースも聞きます。
続けるというのは簡単なことではありません。
人の手助けはそれを本業とするからこそ出来ることってとてもあり、そういう団体や施設に直接寄付することも大事だと思います。
 
 
話はそれますがそんなわけでユニセフにずっと寄付しています。

 

 

 

 

話は戻りまして

 

そういうわけで、今回訪れた4人では、「プロジェクト」とは言わず、自分たちで出来ることを出来るタイミングでしようと話しました。

 

帰路、見上げると虹が見えました。

富士山もきれいに見えました。

 

これは絶対何かある!!

と話しながら帰ったのでした。

 

 

ちなみに、友人たち、それぞれにいろいろな方向に情報をたくさん持っているので、話していてとても楽しかった!みんなかっこいいなー。

 

 

 

長いブログ、読んでくださってありがとうございました。