日中に太陽光によって融かされた雪が夜間に再凍結する際に六角格子になるのが原因との事だ
↑撮影している雷鳥氏が立っている場所はスプーンカットだらけだがコブラインの中は滑走と整備が繰り返されていて細かな凸凸凸凸は無くて快適に滑れる
そしてマチガ沢の場合は ハイシーズンに頻発する雪崩が険谷に詰まった雪なのでゴミ(木の枝や土や石や時には岩も)約2m幅のコブラインだけでも整備してやらないと
とてもじゃないが滑れたもんじゃない
↓3.2mピッチ
↓3.4mピッチ
3.6mピッチ
3.8mピッチ
4.0mピッチ
ご覧の通りピッチは3.2mと3.4mと3.6mと3.8mと4.0の5本
どの紐も均等な間隔で目印のビニールテープが貼り付けてあって
こんな風に板のブレーキ等に引っ掛けて
アンカー出来る(↑これはゴール地点にアンカーしてピッチ紐を上へ延ばしているところ)
もう片方の端はスコップで雪を掘って糸巻きの板ごと雪の中に半分くらい埋めてアンカーを取る
横風が強くてピッチ紐を真っ直ぐに張れない時は(^^)b紐の上に雪玉を乗せて風の影響を受けなくする
ちなみに この自作のピッチ紐は 建築用の水糸を使っている
↑これね
ポリエチレン性で太さは0.7mmくらいかなぁ?ホームセンターで¥100くらいで買える
細いから軽量コンパクトだけどイマイチ視認性は良くないかな?それは目印を派手にして何とかしよう
何故この水糸を使っているかと言うと 一定の比重があるので横風に強いのと何しろ安いんだよね♩
登山用の補助ロープは¥高い¥し
安価なPPロープ(いわゆる荷造り紐)だと径の割りに軽すぎて微風でも真っ直ぐ張れなくなってしまう(ーー;)
水糸の糸巻きのボール紙には100mと書いてあるが 実際には多少のオマケがあるのでキチンと計ると多分105mくらいあるかな?なので両端のループと目印ごとの結び目のロスを差し引いても完成したピッチ紐は全長100mになる
という訳で
3.2m;31スパン
3.4m;30スパン(ちと足りない分は凧糸で延長)
3.6m;28スパン(全長100.8m)
3.8m;26スパン
4.0m;25スパン
というラインナップになっている
このピッチ紐 もし絡まると大変な事になるので
この袋は元々は折り畳みチェアの収納袋だったのだけれども
↑これの収納袋ね(^^)b
使用頻度の多さ(ほぼ毎日)と使用者の体重(0.1㌧→今は0.08㌧)に耐えかねて皆さん2年ほどで御臨終されるので袋ばかり増えちゃうんだよね(^^;)
先代のチェアの袋は笹ポールと穴開け用の鉄筋棒の袋になっている
肩掛けの幅広ロープもちろん付いてるから笹ポールのセッティングに最適だ♩
ピッチ紐の袋は濃いピンクなんだけど大雪渓の防護ネットのポールに掛けたまま誰かがネットを巻いて撤収して「ピッチ紐が袋ごと失くなった!」「あんなもん誰が盗ったんだよ!」と大騒ぎになってしまった
僕にとっては大切な大切なピッチ紐だけど 知らない人には 何この汚らしい糸は?でしかないのにね(^^;)