アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, 小林武史
タイトル: 真夏の果実

 トップの曲は、個人的にはサザンの楽曲の中で不動のナンバーワン・ソングなのですが(「真夏の果実」がオリコンで1位にもならず、セールス的にもミリオンに達せず、あげく「踊るポンポコリン」にレコード大賞まで持ってかれるなんて、日本人の耳はどうなってんだ!と当時怒り狂いました)、それは長くなるのでまたの機会に、ということで。
 「ナチカサヌ」とは、歌詞カードにも書いてありますが、沖縄の言葉で「かなしい」という意味らしいです。戦争に行って死んだ男のことを思う女の気持ち歌った反戦歌です。沖縄音階(ド・ミ・ファ・ソ・シの5音階)で作曲した桑田佳祐の才能は今更改めてどうこう言うこともないのですが、彼が沖縄を意識すると、どうしても「戦争」をイメージするらしく、後の「平和の琉歌」でも反戦的な歌詞を書いていますね。


アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, LUIS SARTOR, TOMMY SNYDER
タイトル: SOUTHERN ALL STARS

 ジャケットは白地に赤でバンド名(アルバムタイトル)とオス、メス2匹のカブトムシが交尾をしているかのような写真がデザインされています。アルバムのタイトルがバンド名で白地というところが、THE BEATLES の通称「ホワイト・アルバム」を意識しており、裏ジャケットはオスのカブトムシがメスを乗り越えている写真で、「ビートルを超える」という意味を込めているとか。「kamakura」以来約4年半ぶりのアルバムに対する意気込みは感じますが、1曲1曲のクオリティは高いものの、アルバムとしての纏まりはイマイチ、という気がします。

悪魔の恋
 前年の年越しライブで既に演奏されていた作品ですが、日本語と英語が入り混じった歌詞は、年明けに発売されるアルバムに期待を寄せる良質なナンバーだと思いました。

政治家
 これは曲調はポップですけど、社会風刺(政治批判)の歌詞も含めて「パンク」ですね。最後にギターを「ジャラ~ン」とやるところが、THE BEATLES の「Any Time At All」のようで好きです。タイトルは CREAM の「Politician(政治家)」からの影響ですかね。

MARIKO
 マンハッタン・トランスファーっぽいというか、スイング・ジャズの要素が強いナンバー。MARIKO とは特定の女性のことを指しているのではなく、タイトルをつける時に、曲に合った日本人女性の名前で思い浮かんだのが「まりこ」だったと、アルバム発売後のインタビューで桑田佳祐が言ってたような気がします。

GORILLA
 ギターの大森隆志作曲のナンバー。作詞は奥さんのリンダさんということですが、はっきり言って何を歌ってるか分かりません。 楽曲そのものはアフリカっぽいリズムで、大森隆志の作品も確実にクオリティが上がってることを確認できます(辞めたのが惜しいですな)。

 このアルバム、初回限定で腕時計(「すいか」のパンツと一緒で中国製)が付いてましたね。普段着用するには華奢すぎるし、デザインもイマイチだったので、そのままほっといたら、1年ぐらいで電池切れ(笑)。今はいずこへ・・・。


アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐
タイトル: フリフリ’65

 「フリフリ'65」カップリングが「BIG STAR BLUES」のライブ録音。「BIG STAR BLUES」はサザンで最も売れなかったシングル(だと思う)。ライブでは一時期定番となってましたが、イントロのギターが Paul Revere & The Raiders の「Kicks」のパクリだと言われました。桑田佳祐は、

 「たまたまどこかで聴いたメロディだったんでしょう。そのまま使っちゃいました。」

と発売後に言ってました(こういういい加減なところが桑田さんのいいところでもあると思う)。
 でもイントロのギターリフを考えたのって、大森隆志だよな。「だったんでしょう」って他人事な言い方だし。
 この曲の一番好きなライブバージョンは、「武道館コンサート」というビデオにもなってた(廃盤?)、「愛で金魚が救えるか サザンオールスターズPAAPOOツアー'82」のものですね。