アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, 片山敦夫
タイトル: エロティカ・セブン

 メイン・トラックの方は、「悪魔のKISS」というドラマの主題歌になっていましたが、今は大女優になってしまった常盤貴子のドラマデビュー作でもあり、風俗嬢役でまさに体当たりの演技をしております。その画像(映像)はインターネット上ではお宝映像として・・・、と音楽とは関係ない話になっていますが、カップリングの方は大森隆志が作曲したインストゥルメンタル・ナンバーです。ヒーリングという言葉が当時存在したかどうかは定かでありませんが、かなり爽やかな印象の楽曲になっています。この曲を端的に表した言葉が他でもないタイトルの「9月の風」だと私は思います。こういった桑田佳祐とは違った才能がサザンから出て行ってしまうのは、バンドにとってマイナス以外の何物でもないと思うのですが、いかがでしょう?
 しかし「TSUNAMI」にその記録を塗り替えられるまで、このシングルはサザンで最も高い売上げを残した作品だったのです。俄かに信じられない事実ではありますが、桑田佳祐も「TSUNAMI」のヒットの際に、その事実を聞かされ、落胆したらしいですね(笑)。


アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, TOMMY SNYDER, 小林武史, SOUTHERN ALL STARS
タイトル: 世に万葉の花が咲くなり

 サザン初のミリオンヒットシングル「涙のキッス」、「シュラバ★ラ★バンバ」を含むCD1枚分目いっぱい73分&16曲収録という、「kamakura」と双璧を成す大作です。売上げもダブルミリオン(まあこの当時はミリオンヒット連発というバブリーな時期でしたから、サザンだけ目立ったわけではないですが)で、今のところサザンで最も売れたオリジナル・アルバムということになります。

BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]
 ベース、ピアノ、ギターとイントロ部分から楽器の絡み方が絶妙です。このアルバムのオープニングを飾るに相応しい出来ですが、メドレーで続くファルセット・ヴォーカルの小曲はいかがなものかなと個人的には思います。桑田佳祐のファルセットは曲中の味付けとしては最高のスパイスになり得ますが、短くても1曲まるまる、というのはどうかと。ということで、この2曲のメドレーは1曲として捉え、最後の部分は桑田佳祐の言うところの「大サビ」と考えて、自分だけで納得しています(笑)。

GUITAR MAN'S RAG(君に奏でるギター)
 スライド・ギターが印象的なブルージーなナンバー。スライド・ギターはゲスト参加の佐橋佳幸なのか桑田佳祐なのかよく分かりませんが。途中でジャズっぽいベース・ラインになるところが、単調になりがちなこの手の曲にアクセントをつけている感じがします。

DING DONG(僕だけのアイドル)
 '04-'05の年越しライブ「暮れのサナカ」の1曲目でしたね。歌詞は「ロリコン」野郎のことを歌ってます。少女誘拐殺人事件があった後なので、意識的に選曲したかどうかは知りませんが、そんな事情が無くてもライブでは盛り上がる曲です。この曲を聴く度に「ムクちゃん、がんばってるな。」と思うのは私だけでしょうか。
 実はこのブログを立ち上げるきっかけが「暮れのサナカ」でこの曲が1曲目だった事実なのです。アルバムの中に埋もれてしまって一般的に知られてない曲にスポットを当てようと。だからこのブログでは、ベスト盤とかに収められていない曲を優先的に紹介しているのです。

ブリブリ ボーダーライン
 ドラムで始まりブラスが絡むというノリノリのナンバー。ライブで盛り上がる曲ですが、これには苦言が色々と・・・。
 ライブではこの曲のサビで、両手の人差し指を立てて左右に振る、という振り付けが「お約束」となっているのですが、手を「パー」にして振ってる人が増えました。まあ、それはいいです。でもね、

 「『みんなのうた』の時は、片手なんだよ!」

しかも手を振るのは、「みんな~で~」からじゃなくて、

 「この胸に~」からだ!バカヤロウ!!

それもこの曲からの悪影響です(笑)。

IF I EVER HEAR YOU KNOCKING ON MY DOOR
 「忘れられたBig Wave」以来のアカペラ。かなりこなれてきた印象ですが、山下達郎に感想を聞いてみたいですね。

CHRISTMAS TIME FOREVER
 タイトルに「クリスマス」を冠した曲はサザンではこれが始めてですかね。確か「丸井」のクリスマス・キャンペーン・ソングになってました。単なる「クリスマスを一緒に過ごす恋人たちの甘いラブソング」になってないところが、さすが桑田佳祐と言えます。曲調はぜんぜん違いますが、John Lennon の「Happy Xmas」を意識した、もっと「全世界的な "LOVE"」が歌われています。

 売上げは別にしても、このアルバムをサザンのベストと言う人は多いと思います。発売当初の衝撃度で「kamakura」に勝るとは思いませんが、年月の流れによる録音技術の進歩を差し引いても、中身の充実度という意味では、おそらく「kamakura」を上回ります。そしてサザンオールスターズが「桑田佳祐を中心とした音楽ユニット」ではなく、「バンド」であることを再認識させる力を持ったアルバムであると言えるでしょう。


アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐
タイトル: ネオ・ブラボー!!

 カップリングの「冷たい夏」(ファンには評判のいい隠れた名曲です)が「バラッド3」に収められているにも関わらず、メインのこの曲はベスト盤みたいなものには収められてません。「筑紫哲也のニュース23」の初代エンディング・テーマで、サザンにとっては2曲目のオリコンNo.1シングルです。
 桑田佳祐のスライドギターで始まるノリのいい曲ですが、最近ライブでは演奏されていませんね。たぶんその「スライドギター」がネックになってるんでしょうけど、私はある意味、「みんなのうた」より好きなんですけどねぇ・・・。
 内容は「環境問題」について扱っているようです。「高温万歳(ブラボー)」「浪漫人種(ピープル)」といった造語、「現代」と書いて「きょう(今日)」と読ませたり、歌詞にも随所に工夫が見られ、決して駄曲だとは思わないんですけど。