紅葉の奥日光ハイク(その二) | 気ままにアウトドア

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2020年10月27日

 

 

(その一)からの続きです

 

 

 

12:05

小田代ヶ原の展望台で

サンドイッチと温かスープのランチを済ませ

次の目的地、熊窪へと歩き始めます

 

と、その前に展望台傍のトイレへ

設備は真新しくバイオトイレのよう

旧来の水洗式のように大量の水で流さないタイプ

手洗いも蛇口そのものが無く

自動の噴霧消毒器が備え付けられて

環境と衛生に配慮されたトイレでした

 

展望台から暫くはバス路を石楠花橋方面へ

日の当たらない舗装路を歩く

小田代ヶ原の入り口を過ぎて

緩やかに上ると幕張峠

ここからバス路を100m程下れば高山入り口

再び緩やかハイキングコース

 

高山への道

 

 

黄色く色付いたミズナラの森に

柔らかな午後の陽射しが降り注ぐ

そんな道を緩々と下れば

何時しか高山への上り道に切り替わる

 

ミズナラの梢を仰ぎ見ながら登って来た道は

鹿柵ゲートを抜け出すと

途端に下草類が乏しくなる

林床は短く刈り揃えられた笹原

一見、単一できれいに見えるが

多様性を思うと貧相な森に思えてくる

 

ミズナラ林にカエデ類が混生してくると峠が近い

倒木を迂回して尾根に乗ると

高山と熊窪の分岐点

ここは本日の最高点でした(1476m)

 

 

 

 

ここを中禅寺湖畔の熊窪へ向けて下りだす

色付く樹々はカエデが主体

ウリハダ・ハウチワ・オオカエデ

それぞれ特徴のある葉は

光を透かしたステンドグラスのよう

相変わらず頭上を仰ぎ見ては

鮮やかな色を楽しむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下るにつれて道は傾斜を落とし

穏やかな園地の趣き

カエデの大木が頭上を覆い

下草も無く落ち葉の広がる林床は

手入れのされた公園のよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道は熊窪の入江へと下り着く

緩やかに弧を描く白砂の浜辺は

まるでプライベートビーチのよう

人気のない日光らしからぬこの岸辺は

自身のお気に入りの場所

 

 

 

 

 

 

 

熊窪から湖岸の道を東へ

右手にキラキラと輝く湖面を眺めながら

 

 

 

 

 

 

 

熊窪の入江を振り返る

 

 

冒頭の標高グラフを見れば解ると思いますが

この湖岸の道は意外にもアップダウンの多い道

幾つもの小尾根を乗り越えて道が続きます

 

 

 

熊窪との境の小尾根を乗り越えて

栃窪の入江へ

ここも熊窪に劣らない美しいビーチ

東側には険しい赤岩が見えて

栃窪から赤岩への登り道へと入って行く

 

栃窪から赤岩を望む

 

 

とは言っても

擬木の手摺りや桟橋など

危険箇所は確りと整備されている

最上部まで登ると小さな展望台

ここから半月山辺りが望めるが

足尾方面からガスが上がって来ているようで

山上が雲に覆われている

 

赤岩の展望台から

 

 

赤岩を無事にやり過ごせば

後は緩やかな湖岸のトラバース道

湖面に落ちる幾つかの小尾根を越えるが

然程の傾斜は無い

 

 

 

 

樹林越しに菖蒲ヶ浜のホテルが見えてくれば

ゴールの駐車場は近い

 

15:12

竜頭之滝の臨時駐車場へ到着

 

紅葉の奥日光

この時期に訪れるのは初めての事

台風の上陸のなかった今年は

葉の傷みも無くて綺麗な色付きでした

 

 

さて、帰路はいろは坂を下って日宇道路と考えてましたが

湖岸の道で会ったご夫婦から

上り方面は酷い渋滞との情報を頂いて

遠回りですが金精を越えて沼田へ出ることに

竜頭之滝前の国道へ出ると既に渋滞の列

そんな光景を尻目に湯ノ湖方面へ向かうと

車列は戦場ヶ原の赤沼付近から始まってました

平日なら混雑を避けられるかと思ってましたが

そんなに甘くはないようです

 

トンネルを抜けて片品村へ

車窓からですが丸沼付近も紅葉が綺麗でした