先生との相性 | マイペースな日々

マイペースな日々

『中学生 いじめと学級崩壊』というタイトルを変更しました。
息子は2024年に大学生になりました。

あおいです。

*このブログ記事は過去の話です。
大変モヤモヤされることとは存じますが、息子(アキトくん(仮))のような小学生がどのようなトラブルに遭ってしまうのかを書いています。*

小学二年生になって、新しい担任の先生になりました。
講師待遇の、社会人出身の、40代半ばの男性でした。

息子はこの先生が苦手でした。
教育熱心で、クラスの団結を強く求めるような先生だったと思います。
とある、おとなしい子の保護者は「発表の声が小さいとか、長縄跳びが出来ないとかで、泣いて帰ってくることがある…先生のことを怖がってる…」と悩んでいました。

一方で、先生の指示をちゃんと聞ける子や、その保護者からの人気は絶大でした。
結局、翌年すぐに異動されたのですが、「戻ってきて欲しい」「うちの子の担任もして欲しかった」という声が多く聞かれるような、先生でした。

マイペースで、ちゃんと自分のことを伝えることが出来ない息子は、この学年でかなりの苦渋を舐めました。
この頃から、息子と同学年の男子たちは、自分たちの言うことを聞かない子がいると、その子の罪をでっちあげて先生に告げ口をするようになっていました。
経験の浅い担任の先生は、この告げ口に対して理路整然と反論できない子どもたちを信じることが出来ませんでした。

もちろん、息子もその一人です。
事実でないなら反論出来る、というのは、大人の理論なのでしょう。
息子は、事実でなくても反論出来ませんでした。

なぜでしょう。
パニックになってしまうから、ということが一つ目。
「なぜ先生は嘘を信じてしまうのか」と、先生が正しくないことに対して混乱してしまうのです。

二つ目は、自分が真実を明らかにすると、告げ口をした子が怒られる、それを見たくない。
「先生は、怒るっていうか、脅す感じだから、怖い」

息子が、決定的に先生を苦手とする事案がありました。
九九の時間、クラスの女子が、どんどん手を挙げて発表しようとはしゃいでしまったそうです。
その時に、担任の先生は「出来ると思って調子に乗るなよ!」とドスの聞いた大声で、女子を注意したのだとか…まぁ、息子の主観です、真実は分かりません。

息子は、ゆっくりと次のようなことを私に伝えました。

「静かにしようね、って言えばいいのに、あんなこと言うんだってビックリして、もう無理って思った」
「先生にも、好きな子、嫌いな子がいるのかもって思って、本当にビックリした」
「僕からすると、突然、教室で怒りだすから、意味が分からなくてビックリしちゃう」

宇宙人にでも出会ったかのような口ぶりです。

「怒るって言っても、習い事の館長先生よりは、大きな声じゃないし、怖がることないんじゃない?」
「館長先生はね、僕も悪かったって思ってたことで怒るから、意味が分かる。僕のこと愛してるから怒ってるって分かってる。お母さんと一緒で、館長先生は怖くない。でも、担任の先生は、怒る意味が分からないし、ただ怖い」