青い鳥文庫5.一緒に歩こう 人と動物、小さな命のつながり | 青い鳥を求めて…

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青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

新しいシェルターに

犬たちを移転できたのはいいけれども

建設費として大きな借金を背負った。

いま一軒家にいる猫たちも

出来るだけ早くこちらに移したいけれど

増築工事をするお金がない。

クラウドファンディングは

なぜかスタートが大幅に遅れている。

 

そんな

苦労が重なる日々を過ごしているのに

保健所に収容される犬猫はあとを絶たない。

ついボヤキが多くなる自分に

「あかるく あいかつ」と励ましてブログを書く。

 

こんなときはあの人に会うに限る!

読書家のボランティアのランさんだ。

いつものように私の愚痴を聞いてくれる。

傾聴:アクティブリスニングの達人でもある。

 

「・・・というわけなの。

ねぇ、こんな疲れた心に効く

ビタミンみたいな本てないかしら?」

「あるわよ」といつものように即答。

ああ、なんて頼もしい人なの

あなたは。

 

一人ひとりの小さなうねりが 

やがて大きなうねりになる
一緒に歩こう 
人と動物 小さな命のつながり
渡辺眞子(株式会社ジュリアン 2007年)
 
chiro ラン 
中・高生向けにやさしく書かれていますが
サブタイトルに
「人と動物 小さな命のつながり」とあるように
ペットとのつき合い方から
動物虐待の問題
動物とどう係わって行けばいいのかまで
動物愛護のことが幅広くしっかりと書かれています。
 
著者の渡辺眞子さんは
「捨て犬を救う街」「小さな命を救う人々」
など渾身のルポ作品をたくさん書いて
一人でも多くの人が「小さな命」に目を向けてくれるよう
静かに闘っている人です。
 
動物愛護の本には
ときに感情的でヒステリックなものも見かけますが
渡辺さんの文章は
簡潔で、静かで、抑制されていて
わたしはいつも心を動かされます。
この本でもその姿勢は貫かれていて
青少年にわかってもらえるように言葉を選び
多くの例を引きながら平易に
しかし核心を、淡々と語りかけています。
 
大人にもぜひ読んでいただきたい
あなたにお薦めの1冊。
心に残った部分を引用しますね。
  
  ペットたちがどんなふうに増やされ、売買され、捨てられ、苦しみ、命を落としてゆくのかを記してきました。
  現状は、とても非情です。
  この不幸をなくすために、1頭でも救うために、数多くの個人と団体が懸命の救済活動を続けています。
 そして、あなたにもできることはあるのです。
 まずは、現状を知ることです。
 なぜ、こんなことになってしまったのか理解できれば、その解決法も見えてきます。
 
 大切なのは一人一人が、この現実から目を逸らさないことです。家族の一員であるはずのペットを毎日、1000頭以上(注:現在は1日130匹ほど)も殺している社会が、私たち人間にとって住み心地のいい場だとは思えません。
  ペットの殺処分とは、動物を増やしたり、売ったり、捨てたりする人だけの問題ではなく、同じ社会に生きている人すべての問題です。
  ペットたちが平和に暮らせる場所こそが、人にも優しく、誰もが住みやすいところではないでしょうか。
 
 そして「一人ができること」として
こう述べています。

  人ができることは、それぞれの生活環境によっても、時間的、経済的ゆとりによっても異なります。
  自分の周囲から、ペットの繁殖や販売、罪の意識がない虐待について知らせてゆくのも、そのひとつ。
 そんなことを考えたことすらない人との橋渡しをするのも、自分のペットをその動物種に合った方法で飼育し、最後まで飼うことも、個人ができる大切な役割です。
  動物を救うというと、直接的な保護や表だった実際の活動、愛護や権利を掲げた運動を思い浮かべがちですが、それが唯一の方法なのではありません。
 
この本が書かれた12年前には
私自身は野良たちの悲惨さを横目で見ながら
まだ「あいかつ」に関わっていませんでした。
当時中学生で一緒に読んだ子も
いまは社会に巣立って行きました。
これを書くので久しぶりに読み直してみると
こんなふうに書かれていました。
 
 問題に関心を寄せたとき、すでに一歩は踏み出されています。
 そのときの気持ちを持ち続けていさえすれば、現状を変えることへ必ずつながってゆきます。
 
わたしはこの本を手に取ったとき
一歩を踏み出していたのだろうか?
 
 そうして一人一人が、なんらかの形で結びつき、やがて大きなうねりを生むと私は信じています。
 
いまボランティアとして
「あいかつ」に関わるようになったけれど
大きなうねりを生んだのだろうか?
 
最終章の「一緒に歩こう」で渡辺さんは
私たちにこう語りかけています。

  人とも動物たちとも、少しずつ譲り合い、助け合いながら生きてゆきたい。たとえ小さなことでも、自分ができることを、できる範囲で続けてゆこう。
  これは多くの方々が思うところでしょう。けれど、その思いを強くすればするほど立ちふさがる現実の前に受ける失望も大きいです。
  毎日、放浪する犬や野良の母子猫を見ていて、自らの非力に立ちつくしてしまうもどかしさ・・・・・・これは動物たちを守りたいと願う人が一度ならずとも痛感することです。
  目の前の1頭を救う喜びも、その他の大多数を見捨てざるを得なかった苦しみにかき消されてしまいます。
  立ち向かうべき壁があまりに巨大であると、これが自分のでき得るせいいっぱいなのだと信じながらも虚しいのです。
 
「ああ、そうなのよ」と
共感に涙がこぼれそうです。
でも気がついたことがあります。
社会を動かすような
大きなうねりはまだ感じられないとしても
私自身の中では確かに
大きなうねりを生んだのだ・・・と。
 
  読者の方たちから、そうした思いを訴えられることが多々あります。
 立ち止まって休んでもいい、でも顔をそむけることだけはないようにと、いつもお伝えしています。
 
大切なことは
声高にではなく、ひそやかに語る・・・
それをこの人から教わりました。

 

わたしたちの心の小さなうねりが

社会の大きなうねりとなりますように。

 

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