Story「生きるちゃん」は生きようとしています━車に轢かれた子猫 | 青い鳥動物愛護会

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NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

皆さんはこの Nyan ちゃんを覚えていますか?

5月30日の Diary で紹介しましたが

交通事故で半身不随になった2か月ほどのメスの子猫です。

この子の これまでの経過と今の状況を紹介します。

 

◆5月18日(水) PM10:30

 

発見者によると

「車に轢かれたらしい子猫が、朝早くからずっと同じ場所に横たわっている。

だんだん弱ってきている様子で、道路脇に後脚を伸ばした状態で丸まっています。
目も開けず、鳴き声もかなり弱々しい・・・」
この方は見かねて子猫を保護して、
北九州の夜間救急動物病院に直行し応急処置をしてもらいました。

しかし改めて近くの病院に連れていっても

大変高額な治療費を提示された上に、助からないかも知れない・・・

と悩みぬいて青い鳥に相談して来ました。

 
◆5月19日(木)
 
青い鳥でも悩みましたが、お世話になっている獣医さんを紹介しました。
その方は下関から車を飛ばして駆けつけ、診察してもらいました。
以下は獣医さんの診断結果です。
 
左大腿骨骨折・腰椎損傷により下半身不随。
自力で排泄できず1日数回、圧迫排泄が必要。

オシッコの出が悪く 腹水のようにお腹が腫れてきているので

膀胱が裂けている可能性もある。

 可哀想だけど時間の問題だろう…

と言われました。
そしてその病院に入院することになりました。


◆5月30日(月)

 

子猫は10日ほど入院してから下半身不随のまま退院しました。

手厚い治療と、子猫自身の生命力の強さからでしょうか
奇跡的に一命を取り留めました!  
でも、獣医さんが、 
「下半身が麻痺していて、ふん尿することができないので
1日3回お風呂に入れて、ウンコを出さなくてはいけません。」
と言うので、家庭に引き取って世話することになりました。
 

しかし発見者のお宅では飼うことが難しい環境であることが分かりました。

そして「里親が見つかるまでは青い鳥が預かる」けれども

「もし見つからない場合は発見者に引き取ってもらう」ことになりました。


獣医さんに教わったお風呂の入れ方はこうです。
1.適温のお湯に下半身を入れる。
気持ち良さそう! くつろいでいます。お腹を撫でる。



2.キッチンペーパーの上に上げて水分を拭き取る

よほど気持ちがいいようで、ゴロゴロと甘えています。

 

3.ビワの葉を敷き詰めてその上に寝かせる

獣医さんがビワの葉をたくさん下さったので それを洗って

子猫をビワの葉の上に置き一時預かりの方に届けました。

🌿ビワの葉は奥にあります。

 

◆6月9日(木)

 

子猫の一時預かりさんからメールが届きました。
📧

私も、フェイスブックや個人的に里親を探してみたのですが

やはり難しいですね。

最近は自分でうんちをしたりおしっこをするので

お風呂でお腹を揉むことはなく

普通に汚れた体をあらうお風呂になっています☆
お風呂は大好きでじーっと浸かってます☆
🐦すごい!自分で排泄できるようになったのですね
シャワーはキライみたいです。
音が大きかったりするのもダメみたい。
体を拭きながらマッサージをしています☆

部屋の中でうんちをするので
新聞紙やキッチンペーパーをカットしたのを入れています。
獣医さんからいただいたビワの葉も。
触れるのが好きみたいで
触ってほしい時はケージでみーみー鳴いて
抱くとみーみーが鳴きやんでゴロゴロになります☆
先住犬のプードルです。
仲良しではないけど、お互い嫌ではないみたいです*\(^o^)/*
 
◆6月28日(火)
 
一時預かりさんの負担も大きいので
今は青い鳥で引き取り代表の家で世話をしています。
事故に遭ってから40日。
「助からないだろう」と言われた子が命をとりとめ
下半身不随の大きなハンディキャップを負いながら
自分で排泄出来るまでに回復しました。
強靭な生命力で必死に生きようとしているこの子を
私たちは「生きる」ちゃんと呼ぶことにしました。
 
生きるちゃんの養育には 手がかかると思います。
でも、近頃の回復はめざましく
もしかするとお風呂も要らなくなりそうです。

これまでそうだったように、これからもきっと

この子ならではの「生きる」を見せてくれるでしょう。
 
生きるちゃんを家族に迎えて下さる方との
出会いを待っています。





 

 

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