Story① めいちゃんが紡いだ物語り | 青い鳥動物愛護会

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NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

おはようございます。《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

4月7日の「愛活ダイアリー」で、6歳のゴールデンリトリバーをトライアルに出したことを記しました。6歳のゴールデンを譲渡するのは青い鳥でも珍しいので、覚えている方もいらっしゃるでしょう。今日はこの犬をめぐる物語を紹介します。

 

●6歳の大型犬を青い鳥で引き取ったのは・・・  

この子は「めいちゃん」といいます。前の飼い主さんは70歳代の女性でしたが、年齢に伴い足が弱くなり、大型犬のめいちゃんを散歩に連れて行くのが困難になって来ました。そこで青い鳥に相談が寄せられました。4月初めのことです。

 犬が大きくなったり病気になったりして手がかかるようになると、すぐに保健所に引き取ってもらおうとする心ない飼い主がいますが、この女性はご自分でめいちゃんの里親を探すなどの努力をされていました。でもなかなか見つけることができず、めいちゃんも運動不足で太り過ぎになり体重が35kgもありました。

 青い鳥は飼い主さんとよく話し合った結果、このまま飼い続けて行くのは飼い主にとっても犬にとっても良くないと判断し、在宅のままで、里親募集をすることにしました。

 

●募集情報に何件もの問い合わせが・・・

4月4日にネットに次のような里親様募集情報を載せました。

「防府市の70代の女性で足が悪くなり、全然お散歩に連れて行ってもらえないゴールデンリトリバーがいます。6歳、めいちゃん、35キロです。とてもおとなしくて、魅力的で、大変人懐こくて飼いやすいのですが、運動不足で太り過ぎ・・・散歩がなく可愛そうです。」

 ゴールデンリトリバーは人気のある犬種ですが、6歳で35kgというのはどうかな?と私たちも半信半疑でしたが、その日のうちに何件もの問い合わせがあり驚きました。

そして一番幸せなマッチングと思われるご家族にトライアルすることに決まりました。

ところが、めいちゃんが素敵に大きなドラマを紡ぎ出したのです。
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●里親様との運命的な出会いが・・・

 4月7日にトライアルに出した際の青い鳥メンバーのLINEによる報告です。

今めいちゃん、里親様に渡しました。

とても優しそうなお母さんと娘さんで、めいちゃんも大喜び。

自分から車に乗って行きました。

お母さんのお話しでは、最近娘さんの調子が悪く

ふさぎ込むこともことも多かったのですが・・・

めいちゃんが来ると決まってから、急に生き生きとしてきて

生きる希望が出てきたようだ・・・と涙ながらに話されていました。

 

 そして翌日、トライアルしたお宅から早速メールが届きました。
📧
こんにちは。
めいちゃんの住所変更も済ませました。
朝20分ほどお散歩に行き、お昼に歩いて4~5分の動物病院まで行ってきました。

今は、外で大人しく寝ています。

慣れない所の為か、めいちゃんの側を離れる時すんすん鳴きますが、一時すると大人しくしています。
お散歩の時はめいちゃんの方が先陣切って行きます(笑)
徐々に運動に慣れるように15~20分のお散歩を朝、昼、晩と様子みながらしていきます(^^)


🐦多くは語らずとも上の写真がすべてを物語っている

そんな気がしませんか?
私たちは「あいかつ」の過程で、しばしばこのような感動的な話に出会います。

中島みゆきさんの「糸」という歌が大ヒットしていると聞きましたが

縦の糸と横の糸が織りなすドラマには

きっと犬や猫の糸も交ざっているはずです。

ふだん「活動ダイアリー」や「お便り紹介」では触れることのない

動物と人とが織りなすドラマを、胸をうつStoryを

これからシリーズで紹介して行きたいと思っています。

 

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