青い鳥の譲渡姿勢2 | 青い鳥動物愛護会
青い鳥の譲渡姿勢について以前書きましたが、もう少し詳しく書いてみようと思います。
犬猫の里親希望の方にお会いするのは、大変嬉しく、有り難いことです。
その方のお陰で、1つの命が助かり、幸せになれると思うと、どうしても力が入ります。
そして犬猫を見て頂ますが、その方の希望を第一に、さらに家族関係や先住犬猫などの環境をお伺いし「飼わないこと」も選択に入れながら、どの方にも、今いる全ての犬猫を紹介し、最も良いご縁を結んで頂くため、最善を尽くすよう努力しています。
私たちは動物愛護会なので、動物の幸せだけを願っていると思われがちですが、やはり、一番大切なのは人間で、人間が幸せにならないかぎり、どうしても犬猫は幸せになれないと思います。
そのため、愛護センターでは講習を義務づけていたり、他団体では厳しい条件を付けておられたりしています。
私たち青い鳥では、里親様の負担を軽くするため、講習会場に来て頂く代わりに、原則こちらが自宅に行かせて頂き、ご家族全員にお会いして、譲渡させていただいています。(環境や状況が分かり、経験も知識も申し分なくすでにお任せできると判断した方のみ迎えに来て頂くこともあります)
そして、しっかり時間をかけ、丁寧に条件やしつけ方法などなど、いろんなお話をさせて頂きます。
困ったことがあれば、何度でも、必ずご連絡頂くようにお願いし、その後の様子のお便りもお願いして、安心して家族を迎えて頂くように努めています。
以上の事は、時間もお金も体力もかかる大変なことですが、やはり手は抜けません。
時間をかけることは、飼い主としての責任をいっそう自覚していただくことになり、その過程で、転売や虐待目的の人を見分けるなど、重要な役割も果たします。
説明で一番大変なことは、条件はもちろんですが、人と動物が末永く幸せに過ごせる環境を作るということです。
特にトイレのしつけや、噛みグセと吠えグセの防止策の説明は十分にいたします。
これらをクリアしなくては、最初はやる気満々の里親様も、しだいに疲れ、だれか欲しい人がいたら、うっかりあげてしまい、その人が転売してしまったり、また、お世話が面倒になって、繋ぎっぱなしなどの虐待につながることもあるからです。
一般的にはあまり知られていませんが、私たちが警戒しなければいけないのは転売目的での里親応募というケースです。血統書付でもないのに転売?と不思議に思われるかもしれません。日本はまだ動物実験が禁止されていないため、動物実験のための転売目的で里親に応募してくるひとがおり、残念ながら日本は特に規制もなく、動物実験の無法地帯といえるかもしれません。
転売する人は軽い気持ちで、人間にとって必要な実験だから良いことだし、お金ももらえてラッキーだと思うのか、簡単に嘘を言い、里親を希望します。
しかし動物実験の実態は、そんな甘いものではありません。完全にものとして扱われるのですから、手術の練習などどのように残酷なことも自由に出来るのです。
心配はつきませんが、私たちに出来ることは、ただ、ひとりの里親様に時間と真心を全力投球すること。
そして(笑われるかもしれませんが)人と動物の幸せを願いながら、清掃活動をすることだけです。
どうかこれからも、多くの方のご協力をいただけますよう、宜しくお願いいたしますm(__)m
よろしければ応援よろしくお願いします。

