猫の魅力。 | 青い鳥動物愛護会

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NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。



おはようございます、青い鳥です。


犬猫の譲渡をすると、いろんな方とお話しできます。

少し年配の方やマンション(ペット可)の方などは
「犬は欲しいけど、世話が大変なので、もう全て、ペットは諦めます」、
という方がけっこう多いのです。

そんな時は、猫をおすすめするのですが
もともとネコ好きではない方にとっては
「犬は忠実だけど、猫は気まぐれ」と言われ、
猫を飼ってもあまり喜びはないと思われがちで、
残念に思うことがあります。




確かに「犬は人に付き、猫は家に付く」と言われるし、
猫は呼んでも来ないことも多いし、束縛されることを嫌がる傾向はあります。

でもよく観ると、猫も意外と犬のように、忠実だったりしています。



たとえば、犬は人間を守ってくれますが、猫は違うと思われがち。
でも強盗が入ったら、犬は噛み付きますが、猫だって引っ掻いた!という話はよくあります。


気まぐれではありますが、実は愛情を注いでくれる飼い主へは、
ちゃんと深い愛情を持っているのではないでしょうか。
私が譲渡した猫でも、長く保護した仔など、今も忘れられないほど、
とても深い心を持っていました。
また、多くの里親様のお便りでも、それは実感することができます。


昔ばなしでも、犬の「忠犬話」と同じくらい、いやもしかすると、
猫はもっと 「忠猫話」が多いかもしれません。
「猫女房」などは創作ですが、日本各地に数えきれないほど伝わる「化け猫話」などは、
実際にモデルがいるものもあり、その共通点は
「飼い主の敵討ちをして、最後に殺されてしまう」という、哀しく美しい話です。

また、犬とは豊かなふれ合いができますが、猫は抱っこを嫌ったり、
触らせてくれない子がいる、との話も聞きます。

それには理由があり、犬猫は人間より皮膚が薄いので、
基本的にやさしくそっと扱うべきものですが、
特に猫は、犬よりデリケートなため、もっとやさしく、静かに扱い、
安定感のある抱き方を心掛けなければなりません。
そこに気を付けて頂くと、ふれ合いももっと楽しめるようになると思います。



動物はみな、愛に敏感で、特に昔から人間と生活を共にしてきた犬猫は、
人間を愛する遺伝子が組み込まれているのかもしれません。


猫も本当に、人間との心の絆をちゃんと結んでくれる、
犬より手のかからない、素晴らしいパートナーです。

どうかもっと、猫を家族に迎えて頂きますよう、よろしくお願いいたします。

みなさまも好き日をお過ごしくださいね

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