その中で「野犬問題について」という議題があり、
想像通り荒れ模様で、犬のフンが汚いし怖い、という内容から、
この地域には野犬に餌をやる人とやらない人の対立があり、
やる人びとは欠席で、やらない人がやる人への不満を言う内容もありました。
私は動物愛護会として、ただ仔犬の保護のお願いをさせてもらうだけで
精一杯でしたが、その時少しだけ、
まさにこの地域の野犬の仔犬が、
施設の人間の子供達を癒してくれていること、
人に心を開く事ができない心の病を持つ人々を動物たちが癒してくれていること
などを紹介させて頂きました。
場違いな私の発言を温かく聞いて下さった皆様に、
ただ感謝でしたが、会が終ってから、2、3人の人が
「本当は餌をやる人と仲良くやりたい」と話されたのが印象的でした。
確かにこのまま、いつまで対立していても野犬の数も減らず、
野犬の被害より、人間の心の被害の方がずっと大きいと思いました。
餌をやる人とやらない人は、どちらにも正当な理由があり、
どちらも「迷惑で可哀想な犬猫を減らしたい」という目的も同じです。
(→関連記事 「願いは同じ」 )
こうなれば、もう、餌をやらない人はやる人をある意味利用して、
犬猫を捕獲してもらい、公費で手術するようにするのが良いと思うのです。
その手術代と現行の殺処分代のどちらが安いか、
現在調査中ですが、多分長い目で見ると、手術の方が
私たちの大切な税金をかなり節約できると思っています。
問題の根本解決には、やはり多くの方のご指摘どおり、
餌をやる人もやらない人も手を組んで、以下の3つをすることだと思います。
1、飼い犬猫の遺棄の防止
2、野良犬猫の牝を一匹でも多く避妊手術する
3、野良犬猫の仔を一匹でも多く保護し里親探しをする
犬の場合はより深刻ですが、猫の場合も
地域猫などが出来ればよいですが、田舎などの高齢化が進む地域などでは
都会のような完全に管理する地域猫は難しいので
田舎の実情に合った田舎版の管理がゆるやかな地域猫などを
模索しつつ
まずはせめてこの3つだけでも少しづつ進めていけば、、
近い将来、もっと確実な成果が上がると思います。
よろしければ応援よろしくお願いします。
