1.人間の施設へ子犬・子猫を連れて訪問する活動について。 | 青い鳥動物愛護会

青い鳥動物愛護会

NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

青い鳥動物愛護会は「人と動物が共生できるあたたかな社会」を目指しています。

6月からより」幅広い活動を行っています。

よろしければ、新しくなった「青い鳥動物愛護会の具体的活動 」をご覧ください。



いま、力を入れている活動は、

人間の福祉施設(養護施設や老人ホーム、病院、知的障害者施設、身体障害者施設など)を訪問する活動です。

人と野良犬・野良猫の仔のふれあい活動です。



この活動は予想以上に人と動物によい変化をもたらすことがわかりました。


 まず、野良犬、野良猫の実情をを知っていただく機会が増えます。

このことで、野良犬、野良猫への関心が高まり、野良犬や野良猫の殺処分の現状や、さまざまな問題を考えていただくきっかけになります。





また、動物にとっても非常によいことがあります。





 野良犬猫は人間不信の怖がり屋さんが多く、十分に人間に慣れていないと、里親さんに譲渡しても懐きにくく、噛む、吠えるなどの問題行動が出ることがあります。





 でも、生後1ヶ月以上 3ヶ月未満の時期の子犬子猫を、多くの人に会わせて人間からの愛情を貰い、人に慣れさせ、人への信頼を育てることができると、その後スムーズにいろいろな人に慣れた犬猫へと成長することがわかりました。


 犬猫の一生の幸せを願うと、この2ヶ月間に是非多くの人のご協力をいただくことは非常に大切なことなのです。





そして、実際に各種施設に訪問し





「野良犬、野良猫は、人に追われたり、石を投げられたり

とても怖い思いをしているので人間が怖いんです。

だから、人間を信頼できるようにそっと大切に抱いてなでてあげてくださいね。」


「たくさん愛情を注いであげてくださいね。」





と伝えると、






施設のみなさま、特に子どもさんなどは

まっすぐに受け止めてくださり、と大切に大切に抱っこしてなでてくれます。






すると、短時間でも、温かい思いやり(愛)は、犬猫を変化させます。
その朝まで椅子の下に隠れたりしていた子犬、子猫が

どの人の膝の上でも、安心しきって甘えたり眠ったりするようになり、

私たちを毎回驚かせます。

本当にほほえましい光景です。





このふれあいの時間は、

人も、犬猫も、ボランティアの私たちもすべての人・動物が癒されている時間

だと思います。





 施設から帰るときには、野良犬・野良猫の仔どもは、もう、

どの人に対してもフレンドリーな仔に変わっており、

最初は犬猫に慣れていなかった人(子ども)もすっかり犬猫に慣れて、

私たちがなにもしなくても、自主的にお世話をしてくれて、

その動物を思いやって、そのペースで温かく見守ったり

優しく優しく接してくれるように変化しているのです。



人と動物を一緒にすることで起こる変化は、まるで魔法のようです。

施設の方も、ぜひまたいらしてください。ととても喜んでくださいます。



この活動をすることで、

結果的に地元・防府市の港の野良犬の現状について

関心を寄せてくださる方も増えてきます。

今後の保護活動も必ずしやすくなってくることでしょう。





まだまだ野良犬野良猫を、価値のないものとして見る社会の風潮は

広くありますが、

このような活動をしていると、

これだけの愛情を人から引き出し、優しい変化を与えてくれる野良犬野良猫とは

素晴らしい存在だと改めて感じることができます。

そのように多くの方の意識が変わり、今後、野良犬、野良猫のことを

あたたかい目で見てくださる方が増えてくることを願っています。





動物とのふれあいの活動は、

動物愛護の活動であり、人(特に子ども)の思いやりを育てる活動で、

人と動物双方が癒される活動になると信じています。



まだ病院や、ホスピスなどは訪問しておりませんが、

終末期のケアに動物がもたらす役割は大きいそうです。

そちらの方も今後訪問できればと思っています。





にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ にほんブログ村