避妊手術の効果 | 青い鳥動物愛護会

青い鳥動物愛護会

NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

動物を飼っておられるか、動物保護に関心のある方ならご承知のように、野良犬猫を減らす為には避妊手術をしなくてはなりません。


ところが、私が議員さんのところに回ってお話を聞いていただいていると、

案外、野良犬猫を減らすために避妊手術が有効であるという認識が薄く、

手術くらいでしっかりと減らすことが出来るのかと疑問に思われる方もいらっしゃいました。


さらに手術代は雌猫1匹2万円以上、雌犬1匹3万円以上もかかり、お金と手間を考えると、これは大変なことだという印象のようでした。



再確認のために、少し避妊手術の効果についても書いておきます。


猫(犬は猫より少し繁殖力が弱い)は、生後5,6か月ぐらいから妊娠が可能になり、1年に2~3回、1回に2~8匹の子を生みます。仮に1回6匹生んだとして、半数が雌と仮定すると、1年で1匹の雌から79匹も増えてしまいます。野良犬猫は厳しい環境下にあり、飼い犬猫より寿命も短いことなど考え合わせても、やはり1匹のメス犬猫は一生で100匹以上の子を増やす可能性があります。


もし仮にたった1匹のメスしか手術出来なかったとしても、そのことは将来の100匹の増加を食い止める大きな成果です。


地域犬猫が推進できれば、餌付けにより必要な時に雌のみを捕獲し、行政と協力して、獣医さんにも少しボランティアをしていただきながら、計画的に手術を進めることができます。


避妊手術は本当に元から絶つ方法のため、効果は大きく、全てのメスに手術ができなくても、やっただけの成果は必ず上がり、例え少しのメスしか手術できなくても、子犬の保護譲渡活動は大変楽になると思われ、ヨーロッパの国々のように、近い将来、殺処分がゼロも夢ではないと思われます。



飼い犬への避妊去勢手術代の助成金は、1年前のデータですが、全国で134の自治体が出しています。しかし野良犬への助成金を出している自治体はありません。飼い猫への助成金はさらに多く、野良猫(地域猫含む)でも64の自治体が助成金を出しています。

山口県のように野良犬の多い地域は、避妊手術の効果を説明して理解を求める努力をいていかなければなりません。

助成金が出るまでの間、わたしたち動物愛護団体が避妊手術をしていくほかありません。


気候も温かくなってきました。そろそろ港の犬たちの避妊手術をしていきます。

みなさまからの会費やご寄付などによって避妊手術を進めることができます。


みなさま、ご協力本当にありがとうございます。





・よろければ、会へのご支援ご協力お願いします。

にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ にほんブログ村