くんちゃん | 青い鳥動物愛護会

青い鳥動物愛護会

NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

「野良犬の子がアイドルに」第五回目です。


●くんちゃん

今日の飼い主さんは40代くらい男性とそのお母様という2人家族でした。

前回の「ヒメちゃん」の記事で、通常愛護団体へ譲渡の条件が厳しいことを

書きましたが、もしかすると通常の愛護団体なら、

この二人暮らしのご家庭の条件でも譲渡に難色を示すかもしれません。

(青い鳥動物愛護会は、条件ではなく、お人柄を見るのが一番だと考えています)



このご家庭は犬が大好きで、犬がいつもそばにいる

ご家庭だったそうです。


その男性は、こんなエピソードを語ってくださいました。

ある運動会の季節、道端に段ボール箱に入れられた子犬が

捨てられていたそうです。

近所の人たち(?)と話し合って、男性のご家庭が

飼い主が見つかるまで預かることになったそうです。



すると、その子犬は、目を離したすきに、家を出ていき、

捨てられた場所の道端に座って飼い主を待っている

様子だったそうです。

それをみた男性はこの犬をとても可哀想に思い、

自分が大切に飼ってあげようと思ったのだそうです。

それから、その犬は非常に可愛がられ、ご家族の一員として

大切な存在となりました。

少し病気も患いましたが15年のちに老衰で亡くなるのを

看取ったそうです。

それ以来、とても悲しく淋しい思いをしていたそうです。


1年半たったとき、ようやく心の整理がついて、

やはり犬のいない生活は淋しい、また犬が飼いたいと

思われ、ネットで、青い鳥動物愛護会の子犬で出会い

応募して下さったのでした。



譲渡の日、お母様と男性と二人で子犬を迎えに

来てくださり、非常によろこんで、

その子犬を抱きしめて帰られた姿がとても印象的だったと

会長Kさんは言っていました。





その後もお便りがきますが、くんちゃんと

名付けられたその子はとても可愛がられ大切に育てられているそうです。





まだ幼いので、やんちゃざかり、噛み癖が少しあるとのことで

いま、その噛み癖をなおしているところだそうです。


くんちゃんはお庭が大好きで、土が大好きなんだそうです。

でも、夜寝るときはお母さんのお布団の方が多いとお聞きしましたが、

お母さんかその男性のお布団に入って来て一緒に寝ているそうです。


本当に可愛がられていますね。

そして、同時にやはりそのご家族の希望になっているようです。

処分されていたかもしれない子犬がこのように優しく素晴らしい方々に大切にされて

本当に嬉しく思います。


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