「地域犬」への取り組みは、「犬は必ず飼い主がいて、つながなければならない」とする山口県の条例や、一般の方の抵抗感を考慮すると、真正面から取り組むには非常に時間がかかると思われました。
港の犬の緊急性から考えると、
ドッグトレーナーさんとの連携でトレーニングし、一般家庭へ譲渡する犬と、
企業さんを回ってシェルター建設の理解を求める方向へ動いています。
同時に、政治運動で条例の改正、動物愛護センターの改革などを進めていきます。
既存の動物愛護センターを、海外のような真の愛護のためのシェルターにしていくことの方が現実的に早いでしょう。
以下の記事は残しますが、より実現可能な方向へ柔軟に方針を変更していきます。
<港の野良犬問題の解決方法の模索 -地域犬への模索>
これは、山口県防府市内の港の50匹あまりの野良犬たちの話ですが、日本全国の野良犬問題を解決する糸口になると考え、「青い鳥動物愛護会」が最重要課題として取り組んでいる問題です。皆様の地域の問題として一緒に考えていただければ嬉しいです。
「野良犬を減らす」ことに関する、行政の解決方法と「青い鳥動物愛護会」の解決方法(案)を比較してみます。
●現在の行政の解決方法
・かわいそうな犬を増やさないために餌やりを禁止している。
・餓死させるか捕獲して殺処分する。
<利点>
時間はかかるが、見かけ上、野良犬(猫)が街にいない環境を、作り出すことができる可能性がある。
<問題点>
・根本的に餓死も殺処分も発想が虐待であり残酷。
・餌やりを取り締まることは困難。
・現状では野良犬を減らすこと自体が難しい上、仮に減ったよ
うに見えても、いつ増加するかわからない不安定な状態。
・動物愛護センターではその名前とは裏腹に
年間20万頭の殺処分をし、実際は動物愛護を推進する
施設として機能しているとは言えない。
・人間と動物を優劣でとらえ、弱いもの・価値のないものを
虐待し抹殺する社会は命を尊び他者を尊重する人間性を
教育できるのかという大きな問題がある。
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●青い鳥動物愛護会の解決案
人間と動物が共生していく中で確実に可哀想な犬猫をなくしていくという発想で、これが最大の利点です。
行政とは見解が異なりますが、当会では捕獲には餌づけが必須であることから、餌やりさんたちとも協力・連携します。
以下のすべてを行政と民間が協力して行います。
1.野良犬の捕獲および避妊手術の実施
(以下、1を前提として)
2.譲渡
3.シェルターを設置して保護
4.地域犬として保護
1の問題点は捕獲の困難さと多額の手術代です。
捕獲については、普通の状態では保健所の方でも困難です。捕獲には野良犬との信頼関係のある餌やりさんと獣医さんの協力が必須です。例えば、催眠作用のあるく薬を飲ませて、犬がフラフラしているところを、ソフトワイヤーで捕獲する方法などが考えられます。
手術代の解決策として以下の方法があります。
・寄付や募金募集
・助成金制度の充実
・各保健所に勤務する獣医資格者による手術の実施
現在殺処分に関する仕事に従事している公務員の獣医資格者
の方々が、研修や訓練により野良犬猫の避妊手術を行うよう
になれば、少ない予算で、野良犬・猫問題が>一挙に解決に
向かうと思われます。
2は県や市、愛護団体と連携します。
3シェルターは、県や市に建設運営してもらうことが本来ですが、青い鳥動物愛護会で募金を募り、建設運営することも検討します。シェルターには、人に危険性のある犬、又、今は人に慣れていないけれども躾により譲渡可能な犬猫(仔犬仔猫含む)、治療を必要とする犬猫を保護します。
4については、「地域犬は可能ではないでしょうか」
でまとめていますので、ぜひご覧になってください。
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